毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1月の緊急帰省レポ(その8;できかけのスカイツリー)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000912.jpg ▲「成田エクスプレスE259系車内の現在走行位置案内。

 2011年1月30日、おお、あれが噂の。

 特急「成田エクスプレス25号」は12:33に東京駅を発車し、一路成田空港を目指します。

 初めて乗るE259です。黒いモケットに赤いシートカバーと背もたれの角の赤いアクセントは一見253系と同じように見えます。しかし、随所にE259系の工夫と発展が見られます。

 まず、悪名高き253系の「集団お見合い式座席配列」や「今どきリクライニングもしないただのボックスシート」はめでたく全廃となり、すべてが回転リクライニングシートになったというだけでも大進歩(笑)。それから、全席に大型テーブルやPC用コンセントが付き、天井には行き先案内、運行情報、フライト情報などが4カ国語で表示されるディスプレイが付きました。背もたれにN'EXの飛行機印がついた赤いカバーがあるのは以前同様ですが、この部分は可動式枕になってます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000903.jpg 居住性の向上した車内。

 そんなわけで、僕個人としては、たかだか60分かそこら乗るだけの列車の全席にコンセントなんかいらないだろうがとも思うけれども、まあ全体に居住性はかなり向上したと言えるでしょう。

 デッキにも、現在走行位置案内を示すディスプレイがあります。253系時代は電球が一つ一つ灯って成田空港にだんだん近づいていくという仕組みでしたが、今や完全デジタル画面です。車端部にはスーツケースなどの大型荷物の置き場がありますが、ここにはキーレス方式の4桁ダイヤルロックが装備されていて、盗難が心配な人はこれを使って自分の荷物にロックをかけることができます。これまたたかだか60分の乗車では却って煩わしいような気もしますが、まあセキュリティの向上ということでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000907.jpg 荷物置場から車内を見る。

 さて、「成田エクスプレス25号」は錦糸町の手前で地上に出ます。東京地方、青空の広がるいい天気です。そこで気になるのは、このへんを走るのなら東京スカイツリーが見えるのではないかということ。ハイ、確かに見えます。しかもかなりよく見えます。外国暮らしの僕にとっては「おお、あれが東京スカイツリーか!」と目に新鮮です。ただ、車内から写真を撮るとなると、さすが建物の密集する東京だけあって、なかなか難しいです。1枚だけ写真をアップしますので、1月30日現在の東京スカイツリーをお楽しみくださいませ~ヽ(^。^)丿。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000858.jpg ▲「成田エクスプレス25号」の車内から見えた1月30日現在の東京スカイツリー