毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1月の緊急帰省レポ(その6;あぶり〆鯖の田楽寿し)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000821.jpg ▲朝からがっつり「あぶり〆鯖の田楽寿し」食べました。

 2011年1月30日、朝から駅弁。
 
 僕の乗った「はやて18号」は定刻08:28に新青森駅を発車しました。このあと盛岡までは各駅停車。七戸十和田、八戸、二戸、いわて沼宮内と丁寧に停車していきます。途中長いトンネルがたくさんあるので、車窓の景色はあまり楽しめません。そこで朝ごはんに集中することにします(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000810.jpg 新青森の名も馴染んだか。

 この日の朝食は、新青森駅で買い求めた駅弁「あぶり〆鯖の田楽寿し」。初めて見かけた駅弁なんですが、僕の好物のキーワードが実は3つも含まれているんですね、このネーミングに。まず僕はサバが大好き。シメサバはもちろん大好物。そして「炙る」。炙った魚はウマイに決まってる。で、「田楽」。僕は田楽が好きでねえ。あの味噌の香りがなんともたまらん。その好物三連発が全部この駅弁に凝縮してるらしいので、手が出ないわけがない。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000815.jpg あぶり〆鯖の田楽寿し。

 この駅弁、NRE盛岡さんの製造で、盛岡駅がホームグラウンドの駅弁です。新幹線の開通で駅弁もボーダレスになってきて、いろんなところで買えるようになってきたのはいいことなのか悪いことなのか。

 それはともかくこの駅弁、細長い箱に入っているので棒寿司ではないかと思ってしまうのですが、フタを開けてみると、棒寿司ではありませんですね。ごはんを箱の中に敷き詰めたその上にサバを載せたという構造です。ややや!このサバの焦げ目といい味噌の塗りぐあいといい、見るからに食欲をそそります。おいしそう!

 箱に敷き詰められているごはんは普通の酢飯ではなく、ニンジン、シイタケ、レンコン、ゴボウ、油揚げ、コンニャクなどを細かく刻んで混ぜ合わせた五目御飯のようはちらし寿司のようなごはんです。このごはんだけで食べても十分おいしいです。

 そのごはんの上に載っかっているのが炙った〆鯖。「田楽寿し」というぐらいですから、〆鯖には田楽味噌が塗られ、そして炙られて、たいへんけっこうな風味になっております。でもってこのサバ、すごい肉厚で、食べ応えバツグンです。付け合わせはわさび漬けとガリです。
 駅弁にせよ空弁にせよ、今や焼き鯖寿司は大流行ですが、単純な焼き鯖でもなく、一方単純な鯖寿司でもなく、〆鯖に味噌を塗って田楽風に炙ったという工夫は拍手モノ。この駅弁、また食べたいよ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000831.jpg 鯖の下は五目酢飯。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000825.jpg ▲肉厚で食感もバツグン。〆メた酢の味と香ばしくまったりとした味噌の風味の絶妙のコラボ!