毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1月の緊急帰省レポ(その5;新青森駅の雪の朝)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000743.jpg ▲開業からまだ2ヶ月弱の頃の新青森駅

 2011年1月30日、「はやて18号」。

 実家に急用ができて緊急帰省し、一週間を実家で過ごしましたが、用事もなんとか済ませて、北京へ戻る日がやってきました。

 年末年始に帰省したときはほとんど雪がなかった青森地方も、その後の大雪で、市内はすっぽりと厚い雪に覆われ、新青森駅もすっかり雪の中です。この日の新青森駅の様子は、すでに1月30日付の記事でご紹介済みですが、今日はその詳報です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000747.jpg ふんわりと新雪積もる。

 この日は新青森発08:28の「はやて18号」でスタートして、成田空港から一気に北京へ戻る予定です。

 朝8時台に発つ新幹線は、平日なら盛岡や仙台、東京へ向かうビジネスマンで混むのではないかと思われますが、この日は日曜日ということもあり、新青森駅構内は穏やかな日曜日の朝という感じでした。

 雪はたくさん積もっていますが、この日の朝の天気は晴れ。空気はぴりりと冷たいですが、ホームを覆う窓からも、ふんわりと綿帽子をかぶった青森市内が冬の日差しに照らされているのが遠くまで見渡して気持ちがよいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000753.jpg ホーム窓から見渡す市内。

 「はやて18号」は11番線で発車を待っています。車内は空いています。ホームの端から前方を眺めると、高架の上にはほとんど雪がありません。東北新幹線は八戸までは雪の心配はあまりいりませんが、八戸以北は豪雪地帯なので、雪対策が必須です。八戸以北で採用された雪対策は散水器による融雪でした。散水器から勢いよく噴出する水のおかげで軌道周りの雪はすっかり溶け、雪による運行の不安を完全に払拭してくれています。雪国で安全と定時運行を確保するのはたいへんですよね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000758.jpg 発車を待つ「はやて18号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819000803.jpg ▲前方へ続く高架軌道には、散水器のおかげでほとんど雪がありません。