春の帰省の旅日記(その25;最終回)
▲CA182便で北京へ戻ります。
2011年5月2日、黄色い大地へ。
「春の帰省の旅日記」の連載もようやく今日が最終回です。
CA182便のこの日の搭乗客は少なく、出発30分前に搭乗を開始して、あっという間に全員が乗り込んで、さっさとドアクローズというところまでは順調でしたが、ドアが閉まってから「北京からの指示により、出発を見合わせます」のアナウンス。北京の天候状態がよくなかったようです。
しかし、これで何時間も待たされたのではかなわんなと思っていたら、40分ぐらいで解除になり、めでたくプッシュバックとなりました。
さて、今回の帰国では、帰りの荷物が大量になることが見込まれていたこともあり、Cクラスを奮発しておりました。震災の影響もあって搭乗客が少ない中、この日のCA182便のCクラスの乗客は僕を含めて2人だけでした。
というわけで、機内食のサーブが始まります。ここ半年ぐらいの間に何度かCAのCクラスに乗る機会がありましたが、東京便にはメニューがないことが多いですね。客室乗務員から口頭でチョイスを訊かれるだけというのが多い気がします。
ベーグルがかわいい。
ドリンクはいつもはワインにするのですが、この日はなぜかビールにしたようですね(なぜだろう?思い出せない。)。ドリンクにナッツ、そして前菜は、レバーペーストを塗ってリンゴかナシのシロップ漬をはさんだミニベーグルとスモークグースかな。ラズベリーソースとサラダが添えられてますね。
メインディッシュは3つチョイスがあったような記憶ですが、確かそのうち2つはライスが添えられているものだったので、先ほど「江戸小路」でおいしいとんかつとともに白いごはんをたっぷり食べた僕としてはもはやライスは不要であったので、シンプルなステーキをチョイスしました。ポテト、インゲン、ニンジンが添えられています。温かいパンもサーブされます。それなりにおいしいです。しかし既にけっこう腹一杯です。
温かいパンとともにメイン。
今回は割と肉が軟らかかった。
デザートはフルーツとチョコレートムース。有無を言わせず両方出てきます。これに食後のコーヒーですね。
フライトは順調で、どうせシートテレビもないし、うとうとしたり読書をしたりしているうちにベルト着用サイン。2週間ぶりに見る北京近郊の黄色い大地が窓外に広がってきました。しかしまあさすがに首都近郊なので緑もそれなりに多く、しかももうかなり芽も吹いて緑色が濃くなってきましたね。ただ、このぼんやりと霞がかかったような、黄砂なのか大気汚染なのかよくわからない中に下りていくのは、毎度のことながらやっぱり抵抗がありますなあ。
デザートで締めよう。
北京近郊上空へと下降。
CA181便の所定到着時刻は16:30。羽田で出発を止められたせいでディレイしましたが、それほど大きな遅れは結局でませんでした。
いつもどおりRWY01に着陸し、第3ターミナルのブリッジに着いて、今回の春の帰省の旅が終わりました。この日は月曜日ですが、中国は「労働節(メーデー)」の休日です。入国審査場や荷物のターンテーブルのところはそれほどではなかったですが、第3ターミナルのタクシー乗り場は長蛇の列で、市内へ向かう空港高速道路はめちゃ混みの大渋滞。三連休を利用した国内旅行などから飛行機で帰ってきた人がきっと山ほどいるんだろうな。今まで経験したことのないほどの渋滞で、帰宅にかなり時間がかかりました。やれやれ。
これで「春の帰省の旅日記」の連載は完了です。ご愛読ありがとうございました~ヽ(^。^)丿。
北京、実によい天気。
▲背景の山並みが見えるから、この日はまだ空気が澄んでいたのかな。