偶然遭遇!MUのA300-600R
▲雨上がりの北京空港に到着したMU2113便。
先ほど、西安から北京へ戻ってきました。
もともと西安発17:30の中国国際航空CA1202便で戻ってくる予定でしたが、午後3時過ぎには空港に着くことができたので、早いフライトに変更できないかと16:05発の中国東方航空MU2113便と16:55発のMU2115便に空席がないかトライしてみたところ、ラッキーなことにMU2113便に変更でき、あと5分でクローズだから急いでチェックインカウンターに行きなさい!と言われて大慌てでチェックインを済ませ、予定より1時間半近く早く北京へ戻れることになりました。
速攻でセキュリティチェックを抜け、15番ゲートの列に並んで、さあ搭乗!と行くかと思ったら、思わぬ伏兵が。北京上空が雷雨のため出発を見合わせるとのこと。やられた。北京空港はあんなにでかくて滑走路も3本もあるのに、雪、雨、雷、風に弱く、すぐに全面閉鎖しては大混乱を招くのの天才。これからどれだけ待たされるかまったくわからん……
と思ったら、16:05分頃、搭乗が始まりました。。お、いい感じ。あまり遅れずに済みそう。
で、搭乗してみてびっくり。
来るときもCAのB737-800だったし、僕はてっきりこのMU2113便もA320かせいぜいA321だろうと思っていたのですが、乗ってみたらなんと通路が2本のワイドボディ機。あれ、でもウイングチップが付いてたしなと思い返すことしばし。あ!!これ、A300-600Rじゃないか!フライトを変更したおかげで、思いもかけずにA300-600Rに乗ることができたのです!
シートの色は違えどA300。
MU2113便は定刻より約40分遅れて16:42にプッシュバックを開始し、北京へ向けて離陸しました。
中国東方航空はもともとA300-600Rは保有していませんでした。主翼にはレジ番号がB-2317と描かれていますが、この機体はもともと中国西北航空が保有していた機材です。中国西北航空は西安を拠点にしていた航空会社で、ツーレターズは「WH」。WH時代の、尾翼に飛天の姿が描かれたA300-600Rには何度か乗ったことがあります。そのWHがMUに吸収合併された結果、MU塗装のA300-600Rができあがったというわけです。しかし、中国でもまだA300-600Rが飛んでいたとは、うれしいじゃないですか。あとは中国北方航空(CJ)がA300-600Rを持っていて、吸収合併されてその後中国南方航空(CZ)の保有機材になったはずですが、そちらのほうは今どうなっているのでしょうね。
というわけで、1時間50分のフライトですが、軽食が配られます。CAさんの半分は涼しげなライトブルーのチャイナ服を着用しています。
ばっちりウイングチップ。
チャイナ服で機内サービス。
配られた軽食は、なんと!トレーに載っているのでもなく、紙ボックスに入っているのでもなく、紙袋です!紙袋に入った機内食は初めての体験です。
袋を破いて中を取り出すと、丸パン、マドレーヌもどき、ビスケット、バタピー、ミネラルウオーター、そしてウエットティッシュが入っていました。ま、何も出ないよりいっか。もちろんこれ以外にドリンクのサービスもありました。珍しくビールもありました。武漢でライセンス生産しているバドワイザーを積んでましたね。
高度を下げる途中でかなり揺れましたが、なんとか雲の下に出ると北京上空はもう雨は上がり、日も薄く差しています。結局、遅れは38分で済み、18:33に北京空港に到着しました。よかったよかった。
ちなみに、当初乗る予定だったCA1202便は遅れに遅れ、定刻19:25到着のところ、実際は23:17に到着したようです。なんと約4時間の遅れです。フライト変更してよかった~。つうか、西安の空港に早く着けてよかった~。おまけに、A300-600Rに乗れてよかった~(^^)。
鬼太郎袋じゃないよ。
▲紙袋入り軽食の中身。これに飲み物サービスもございます。