春の帰省の旅日記(その22;再び羽田空港)
2011年5月2日、雲上飛行。
2週間の帰省もこの日が最終日。雨の青森空港から羽田行きJAL1202便に搭乗します。
この日のJAL1202便の機材もA300-600Rで、レジはJA-016D。コクピットには「頑張ろう東北」のボードに代わって「頑張ろう日本」のボードが掲げられています。そのボードが置かれたコクピットを間近に見ながら、ボーディングブリッジを通って搭乗です。コクピットの中は出発準備が最終段階です。
バックの八甲田も雲の中。
メッセージボードがよく見える。
JAL1202便は雨雲を衝いてRWY24から離陸し、雲上飛行を続けながら羽田へと向かいます。いつもはあまり前の席にはならないのですが、この日は14H席だったので、機窓からは大きなエンジンが見えます。エンジンはプラット・アンド・ホイットニーのPW4158。これを2基積んで、最大離陸重量は172トンです。いったんは引退したものの、震災復興のためにすぐに復活して飛び続けるその姿はいかにも頼もしいです。
なんとも力強いエンジン。
この日は北寄りの風だったようで、JAL1202便はRWY34Rへ着陸しました。スポットインすると、隣のスポットには新鶴丸+「がんばろう日本」メッセージのB737-800が停まっているのが見えました。この時点ではまだ羽田~仙台の臨時便が運航されていたので、この新鶴丸も仙台行きかもしれません。
ターンテーブルで荷物が出てくるのを待っていてふと隣のターンテーブルを見たら、「JAL1225 三沢(八戸)」という表示が出ていました。あれ、でもJAL1225便って羽田発三沢行きの便じゃ?不思議に思ってあとで調べたら、この日は三沢地方が強風で着陸できず、羽田へ引き返したことがわかりました。青森空港は風はそれほどではなかったけれど、太平洋側は強風だったんですね。青森空港に影響がなくてよかった。なにせこれから国際線に乗り換えなければならないのですから、遅れては困ります。