毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その50;厳寒の朝、新青森駅)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150617.jpg ▲雪のないまま年を越した青森も1月6日の朝は雪化粧。

 2011年1月6日、雪の新青森駅

 さて、5年ぶりに実家で過ごした年末年始の休暇も1月6日が最終日。北京へ戻らねばなりません。

 年末年始はたいして雪も降らずなんて過ごしやすい正月だったんだろうと母などとずっと話してたんですが、みなさんもご記憶のとおり、僕が青森を離れたこの1月6日から、記録的な豪雪が始まりました。

 雪は1月5日の夜半から降り始めたようで、6日の朝も降ったり止んだりの天気でした。朝起きたらけっこう吹雪いていて、万一駅まで時間がかかって乗り遅れてはいけないと思い、6時半頃タクシーを呼んで家を出たのですが、雪はそれほど積もっておらず、早朝ということもあって道はがらがらで、15分もかからずに新青森駅に着いてしまいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150607.jpg ひっそりとした新青森駅前。

 雪模様の天気でそもそも雲が厚く垂れ込めているので、まだ夜が明けきっていない感じです。新青森駅前にはバスやタクシーも行き交う人の姿もなく、ライオンズクラブが建てた三内丸山遺跡に復元された縄文時代のやぐらを模した時計台がひっそりと立っています。周りは薄く積もった新雪を踏むものがまだなく、真っ白なままで美しいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150613.jpg 縄文遺跡を模した時計台。

 駅舎1階のショップや飲食店が入った「あおもり旬味館」などはまだ営業していませんから、まっすぐ2階の改札コンコースへ上がります。

 東口と南口を結ぶ連絡通路は在来線のホームを直角に跨いでいるので、窓からは在来線新青森駅のホームを見下ろすことができます。まだ明け切らぬ早朝の薄闇の中を、EF510レッドサンダーに牽かれたコンテナ列車が雪煙を巻き上げながら弘前方面へと疾走していきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150621.jpg 通過するコンテナ列車。

 しばらくすると、それを追いかけるように、青森駅方向にヘッドライトの明かりが見えてきました。青森駅06:55発で新青森駅は07:01発の大館行き普通列車636Mです。701系の3両編成でやってきました。青森駅の発車が遅れたようで、4分ほど遅れて到着です。この頃からまた雪が降り始めました。青森地方は吹雪の続く寒い一日になりそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150626.jpg 青森方にヘッドライト。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818150631.jpg ▲大館行き普通列車636M。701系の3両編成。