毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

【社説】青森脱出

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193636.jpg ▲青森発新千歳行きJAL4952便。震災対応の臨時便。

 3月12日のJAL1207便でなんとか青森まで帰り着いたものの、そのあと実家での用事を済ませると、予定どおり北京へ戻ることはできなくなります。もともとは13日の青森14:15発のJAL1206便で羽田へ飛び、リムジンバスで成田へ移動して19:00発のCA168便で北京へ戻るという行程を手配していました

 そこでまず13日のJAL1206便をキャンセルし、14日以降の便をおさえ、それからCA便の変更をしようと思い、JALへ電話をかけるのだけれど、携帯からも固定電話からもまったくつながらない。何十回かけてもつながらず、それがJAL側が混雑しているからかこちらの電話が通信制限などで不通になっているからかもわからないので、たまたま電話がつながった東京の友人にJALに電話をしてもらうことにしました。

 そしたらなんと東京からは電話がつながったらしく、最初は14日は全便満席で、15日なら最終便に空席ありとのことでしたが、あれこれやりとりをしている間に「あっ、14日の最終便に今1席空席が出ました!クラスJですがいいですか?」となり、ラッキーなことに14日のJAL1210便が取れ、まずはほっとしました。

 しかし、そのあとに続くCAが全然取れない。JALANAの羽田発は飛んでいるようですが、正規運賃しかなく、北京までだと片道18万円近くかかるのでとても手が出ない。どうしようかと悩んでいるうちに、首都圏も含めて計画停電を実施するとの情報が流れ、それを受けた鉄道各社がほとんど運休の方向で調整しているというニュースを聞き、仮にCAが取れても万一成田へ行けなかったらたいへんだと考え、東京経由を放棄しました。

 そしてひらめいたのが、新千歳経由。

 JR津軽海峡線で全面運休が続いていたため、JALは青森~新千歳間に臨時便を4便飛ばし、定期便3便と合わせて1日7便も飛んでいたので、新千歳にはすぐ行ける。あとはCAだと思い、必死に連絡を試みた結果、15日の新千歳発13:50の北京行きCA170便が取れ、しかもCAも震災対応措置で、本来は変更のできないディスカウントチケットでも手数料なし・差額調整なしで変更ができました。これに合わせて15日の朝09:45に青森を発つ新千歳行き臨時便JAL4952便を押さえました。よし、これで予定より丸二日遅れになるけれど、なんとか北京へ帰れそうだ。

 そんなわけで3月15日の朝9時、青森空港へやってまいりました。このとき展望デッキから見た09:25発の羽田行きJAL1202便がA300-600Rだったことは前々回の記事でご紹介したとおり。

 その展望デッキでA300-600Rを眺めていたらRWY24に滑るように降りてきたのが新千歳からのJAL4951便。これが折り返しで新千歳行きのJAL4952便になります。機材はボンバルディアCRJ200。J-AIRの機材ですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193613.jpg JAL4951便、青森に着陸。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193619.jpg ゆっくりタクシング。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193630.jpg 小型機なので沖止めです。

 この機材を意識して眺めるのは(もちろん乗るのも)初めてかも。去年小松から成田行きのIBEXに乗ったときもボンバルディアのCRJシリーズだったけれど、あれはCRJ200だったかなあ。CRJ100だったような気もするから、やっぱりCRJ200は今回が初めてっぽいです。

 09:30頃、搭乗開始です。ゲートから沖止めスポットまでは、中国の国内線空港なら絶対乗客を歩かせるに違いないほどの距離しかありませんが、そこはニッポン、バスで移動です。ブリッジしたで待っているバスに乗って沖止めスポットへ移動します。しかし、バスに乗客が全員乗るのを待つぐらいなら広いエプロンを歩いてスポットへ行きたいというのが正直のところ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193644.jpg 窓の向こうは羽田行き。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193656.jpg タラップはドアと一体。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193649.jpg エンジンはお尻にある。

 JAL4952便は青森空港RWY24から定刻に離陸しました。大きく旋回して陸奥湾上空に出て、北へと飛行します。この日は雲が多く、飛行中ほとんど下界の景色は見えませんでした。

 苫小牧上空にさしかかってきたところでようやく雲が晴れ、融雪剤が撒かれて渦巻き模様になった農地を眺めながら高度を下げ、RWY19Lへ北からランディングです。飛行時間は正味35分で、定刻10:30到着のところ、少々遅れての到着になったようです。青森で南へ向けて離陸し、新千歳では北からの着陸だったので、そのぶん余計に時間がかかったのかな。

 とにかくなんとか無事に新千歳まではやってくることができました。これでたぶん問題なく北京へ戻れるでしょう、たぶん。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193703.jpg 新千歳空港到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193708.jpg ▲新千歳に到着したCRJ200のJAL4952便。後ろに離陸を待つANAのジャンボがいました。