毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日の蘭州牛肉麺セット。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212422.jpg ▲10ヶ月ぶりに食べました、本場蘭州の牛肉麺

 今日3月6日は、シルクロードに位置する甘粛省省都蘭州市に来ております。

 いろいろ書くことはありますが、蘭州と言えば蘭州牛肉麺なので、まずはそれを書こう。

 蘭州駅から黄河へ至る平涼路を歩いておりましたら、ちょうど昼時だったので、なかなか盛況な牛肉麺屋を見つけて入りました。けっこう大きい店で、看板には「蘭州第一麺」「鴻賓楼」と記してあります。もしかしたら蘭州牛肉麺の元祖の店なのかもしれません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212436.jpg 蘭州第一麺。元祖か?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212441.jpg 入り口にも蘭州第一麺。

 僕が入ったときはほぼ満席で、ちょうど空いた席にするりと座って注文します。ここは牛肉麺の8元のセットと15元のセットしかないらしく、「どっちにするか」と訊かれます。違いがよくわからないけれど15元のセットをたのむと、次に「細的?寛的?」と訊かれます。これが蘭州牛肉麺の特徴でして、以前このブログでもレポートしたことがありますが、麺の太が何種類もあるのです。単に「細的(細麺で)」でも数種類あるし、「寛的(太めで)」にも数種類がありますが、僕は今日はシンプルに「細的」と答えました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212431.jpg 蘭州人は牛肉麺大好き。

 待つことしばし。オレンジ色のトレーに載って蘭州牛肉麺15元セットがやってきました。

 15元セットは牛肉麺のほかに漬け物が3種類と牛肉片がひと皿、そして「茶蛋(茶葉と一緒に煮込んだ一種の味付け玉子)」が付いています。周りで8元セットと思われるものを食べている人と比較してみると、15元セットはキュウリの漬け物と牛肉片と「茶蛋」が余計に付いてくるようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212411.jpg これが15元のセットの全貌。

 周りを見ると、漬け物も全部麺の中に入れて食べている人もいるけれど、僕は牛肉片と「茶蛋」だけを麺のどんぶりに入れ、ラー油をさらに足してからかき混ぜて、いただきまーす。

 うん、ウマイ。牛肉麺というくらいだから、麺のどんぶりの中にもとろとろに柔らかくなった牛肉がちょびっと入ってはいますが、牛肉片を追加で加えた方がいいな。日本のラーメン屋で言えば、ラーメンを奮発してチャーシューメンにした感じ。
 
 麺は、小麦粉をこねてのばしただけですからコシがないのは中国ならどこでも同じ。コシがないぶんねっちりした感じがあってこれはこれでおいしい。麺は僕が今まで食べた中ではかなり細いほう。周りを見回すと「寛的(太麺、というよりどちらかと言うときしめんみたいな幅広麺)」を食べている人もいるけれど、8対2で細麺のほうが多い気がします。というわけで、蘭州到着直後の一発目、牛肉麺、おいしくいただきましたー(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212416.jpg セットに付いてくるものたち。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212426.jpg ▲今日の店は僕が食べたことがある中でも麺が細いほう。すべて手打ちの打ち立てなのがうれしい。