2011年お正月はニッポンで(その38;焼きアナゴ)
▲炭火でうまいあんばいに焼き上がったアナゴ。
2010年12月29日、道の駅ふたみ。
松山駅構内のいつもの「かけはし」でじゃこ天うどんで腹ごしらえをしたあとは、珍しく車で出発です。
松山駅前から国道56号線を西へと向かい、伊予市で国道378号線へ分岐してしばらく行けば、やがて右側に瀬戸内海が広がります。内子線ショートカットができる前の伊予長浜経由の予讃線に沿うように走るこの国道は通称「夕やけこやけライン」。走ること約1時間で、「道の駅ふたみ」に到着します。
広い砂浜に面してます。
伊予市双海町は夕日の美しい町として知られていて、町のキャッチフレーズは「沈む夕日が立ち止まる町」。しかし、今まで何度か訪れていますが、一度も夕日の時間帯に来たことがない!おまけにこの日は強風+寒冷+曇天+時々雨といういいことなしのバッドデー。砂浜に打ち寄せる波が寒々としています。でも夏の海水浴シーズンはすごくにぎわうんだろうなあ。
白い波頭が寒々。
ここの道の駅にはこの砂浜も含めて「ふたみシーサイド公園」が整備されていて、夕日のミュージアムが併設されているなど、夏の海水浴シーズンだけでなく、散歩やデートなどでも楽しめるようになっています。
そして、瀬戸内に面し、山地が海岸にまで迫っているこのあたりは海の幸も山の幸も豊富ということで、特産品センター「ふたみんC」や海と夕日を眺めながら食事ができるレストラン「夕浜館」などでそれらの海の幸山の幸を手に入れることができます。
さて、特産品即売場の一角、海産物を扱うお店の前では、炭火焼きが売られていますね。今焼かれているのはアナゴです。元気のいいおねえちゃんが慣れた手さばきで焼いていきます。
海産物売場の前で。
アナゴが焼かれてます。
この道の駅はたまたま通りがかりにあったので寄ってみただけで、さっき松山駅でじゃこ天うどんを食べたばかりだし、何も食べたりするつもりはなかったのですが、ふっくらと焼けてくるアナゴを見ていたら、どうしても食べたくなり、おねえちゃんについ「一皿おくれ」と注文しちゃいました。
イカ焼きはおまけね。
このお店では、焼いたものをトレーに載せてラップをかけて一皿単位で売っているのですが、それらは全部タレを塗って焼き上げたもので、アナゴはやっぱり白焼きに限るよねと思う僕は、おねえちゃんに「タレは塗らずに焼いて」とお願いしました。そして出てきたアナゴの白焼き!身は小振りですが、焦げ目がうっすらと付いた焼きたてあつあつのアナゴは、ウマイ!
いっちょあがり!
塩をちょっと振って食べる。
このように海産物のおいしい「道の駅ふたみ」ですが、別の特産品売場で一つスイーツを見つけました。どうもこのあたりでは「とら巻き」なるお菓子がよく食べられているようです。写真を撮らなかったのでお見せできませんが、たっっぷりの粒あんをまだら模様のカステラ様の生地で巻いたもの。まだら模様もさることながら、粒あんの詰まり具合に感激。一本食べたら全身に粒あんが回ってしまうような量がびっしり詰まってます。あんこ好きにはたまらん。「高級なタルトに手が届かない庶民でも気軽に食べられる菓子を」と考案されたものらしいです。アナゴもイカもとら巻きも、全部おいしいよ。
▲こんなふうに炭火でどんどん焼けてきます。