毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その35;みかんツリー)

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         ▲八幡浜駅に飾られていた「みかんツリー」。さすがみかん王国。

 2010年12月28日、さすが愛媛。

 臼杵港から乗ったフェリー「おれんじ九州」は、強風の影響をまったく受けず、定刻19:20に四国愛媛の八幡山港に入港しました。たまの船旅はいいものですね。

 車での乗船ではない乗客もそれなりにいたようで、エントランスホールに集まってドアが開くのを待ちます。車と一緒に乗船した乗客はすでに船底へ下りて自分の車に乗ってスタンバイです。

 扉が開いて、ブリッジをつたって下船します。臼杵港ではバックして船尾から八幡浜港からすぐ足があればいいのだがと少し心配していたのですが、ちゃんとタクシーが何台か待っていて、すぐに移動することができました。

 八幡浜港から八幡浜駅まではタクシーで10分もかからないぐらいです。19:35発の1074D特急「宇和海24号」と19:46発の松山行き普通列車4932Dが出て行ったばかりなので、次の20:47発1076D特急「宇和海26号」を待つことになります。しばらく時間があるので、待合室に荷物を置いてうろうろして時間をつぶします。

 八幡浜駅にはコンビニ的キオスクが隣接しています。その入口脇に、クリスマスツリーが飾り付けてありました。もうクリスマスは過ぎてしまったのに、ツリーはそのままで、電飾がぴかぴか点滅しています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145833.jpg よく見るとミカンじゃないか。

 あれ、でもこのツリー、なんだかちょっと普通のと違います。点滅している電球がずいぶん大きくて、光り方もぴかぴかきらきらじゃなくて、どうもぼんやりとした明かりです。

 近づいてよく見ると、なんと本物のミカンじゃないか。中を取りだしたあとのミカンの皮を上手に丸ごとのミカンのように戻し、その中に電球を仕込んで、電飾のように光らせているのです!ツリーには「みかんツリー」という名札もかかっていて「ツリー実行委員会」の寄贈とあります。地元のみなさんの力作なのでしょう。さすが生産量全国1、2位を争うみかん王国・愛媛です。我が地元・青森はりんご王国ですが、りんごじゃ同じことはできないもんね。

 僕はみかんツリーはこのときの八幡浜駅で初めて見たのですが、実は愛媛県内ではわりと普通らしく、その後松山市内などでもけっこう見かけました。クリスマスが近づくと愛媛のみなさんは食べ終わったみかんの皮を一所懸命元に戻してツリー作りに勤しむのでしょうか。なんだかほほえましくていいですね(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145827.jpg ▲けっこうたくさんミカンが付いてます。りんごじゃできないワザですね。