毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

パタヤに象がいた。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193118.jpgパタヤのホテルで出会った象。

 今日は2011年2月13日、日曜日。先ほど3泊4日の出張を終えて、バンコクから北京へ戻ってきました。30℃超の潤いある瑞々しい場所から氷点下の乾燥バリバリの場所へ戻って、とほほって感じです。

 今日はバンコク発10:10、北京着15:50のTG614便に乗って戻ってきたのですが、そのレポートはまた改めということで、今日はちょっとだけパタヤで出会った象をご紹介。

 10日にバンコク入りした僕は、11日はバンコクの南東のチョンブリー県で仕事をし、その日は「東洋のハワイ」と呼ばれるパタヤ・ビーチへ移動して一泊しました。ビーチロードから一本山手に入ったあたりのホテルでチェックインし、部屋に入ると、なんとそこには象がいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193113.jpg ベッドの上にちょこんと。

 なんとそのホテルでは、客室のベッドの上に、タオルでこしらえた象が載っているのです。これはなかなかおもしろい。

 最初バスルームに入ったときに、どこにもタオル類がないので、いくら安宿とは言えおかしいなあとは思ったのですが、そのタオルはベッドの上で象になっていたのです。

 しかもこの象、タオルを二枚組合わせて作ってあるんです。四本足の部分がバスタオルで、頭と鼻の部分はフェイスタオルで作って、四本足の上に載せてあるんですよ。こんな芸で客を迎えてくれるホテルは初めてです。

 この象を見て思い出したのが、青函連絡船

 青函連絡船の寝台席には、様々な形が芸術的に折られた「飾り毛布」がベッドの上に置かれて乗客を迎えていたと言います。僕自身寝台席には乗ったことがないので自分の体験としては知りませんが、青森駅の元桟橋地区に繋留されているメモリアルシップ「八甲田丸」の船内では今もその「飾り毛布」が展示されています。青函連絡船の頃ですでに「飾り毛布」ができる職人さんは全国でもごく少数だったとのことですが、今もまだ残っていらっしゃるのでしょうか。パタヤの象を見て日本の伝統工芸を思うなんて可笑しいですけど、なんか気になっちゃいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818193122.jpg ▲これを「飾りタオル」と呼んでよいのか、日本の「飾り毛布」を思い出す。