毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その19;ARIAKE)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144813.jpg ▲「有明」仕様の787系博多駅にて。

 2010年12月27日、特急「有明」。

 名古屋からの一番列車「のぞみ95号」は、定刻09:40に終点博多に到着しました。

 九州まで足を伸ばしたのにはわけがあります。九州新幹線全線開業に伴う3月12日の改正ダイヤはこの時点ではまだ発表になっていなかったので、僕は、鹿児島本線博多以西以南からは「リレーつばめ」と「有明」が姿を消すことになるだろうと予想し、そのどちらかに乗っておかなければと思ったのです。

 09:52発の1001M特急「有明1号」にするか10:10発の7M特急「リレーつばめ7号」にするかしばらく悩んだ末、その後の行程も踏まえて「有明1号」に乗車することに決定。「有明」には高校時代にたった1度だけ、西鹿児島から博多まで乗ったことがあるだけで、それ以来です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144809.jpg 入線した「有明1号」。

 先日発表された改正ダイヤでは、「リレーつばめ」は全廃ですが、「有明」は生き残りました。しかし「有明」も朝晩だけの3.5往復で、しかも熊本まで入るのは1往復のみ。だから、今回博多から熊本まで「有明1号」に乗ったのは、僕にとってまぎれもなく「乗り納め」の意味合いがあったと言えましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144818.jpg 先頭は1号車。

 「有明1号」は博多駅6番線からの出発。車両はJR九州の主流車両787系。しかしこの787系九州新幹線全線開業後はどこへ行ってしまうのか。
 「有明」用の787系は「つばめ」用車両から組み替えられて4両編成で登場したと聞いていましたが、「有明1号」はデラックスグリーン席も備えた「リレーつばめ」と同じの仕様の6両編成で、車側にはしっかり「ARIAKE」のロゴと「ARIAKE LIMITED EXPRESS」の文字が入ってます(つばめマークも入ってるけど)。「有明」は7両編成の「リレーつばめ」車で走ることもあるそうなので、今回は「有明」車の「有明」に乗れてよかったです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144844.jpg ばっちりARIAKEロゴ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144834.jpg つばめマークもありますが。

 「有明1号」の行き先は武蔵塚。ホームの列車案内には「武蔵塚(熊本)」という表示で出ています。「有明」の下り11本のうち、熊本から豊肥本線に入って武蔵塚、光の森、肥後大津まで入るのは8本。3月改正で「有明」が生き残ることになったとは言え、豊肥本線にはまったく入らなくなるので、ホームの列車案内やドア脇の行き先表示幕に掲示される「熊本経由武蔵塚」という表示も見納めです。僕も「有明1号」で終点の武蔵塚まで乗り通そうかなとも思ったのですが、熊本駅でお昼を調達する必要があったのであきらめました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144840.jpg有明」と「Rつばめ」が並ぶ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144824.jpg ▲熊本から豊肥本線へ入る「有明」は8本。この表示もまもなく見納め。