毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その17;朝のおむすび弁当)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144712.jpg ▲700系「こだま653号」の行き先表示幕。やっぱりLED表示より巻き取り幕のほうが断然いい。

 2010年12月26日、日本人のソウルフード

 さて、僕が乗るのは11:56発の新大阪行き「こだま653号」。300系での運転が大部分を占めている「こだま」の中にあっては、名古屋、新大阪まで700系で行けるこの列車はある意味乗りドク。ドア脇の行き先表示はLEDではなく表示幕なのもよろしい。イエローの「のぞみ」カラーでふだんは活躍しているこの車両に、行き先表示幕にも乗車口案内にもブルーの「こだま」カラーが配されていて、違和感というよりはちょっと愉快な感じです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144706.jpg ホームの乗車口案内。

 700系のシートモケットは明るいブルー。僕は銭湯の1号車に乗り込みましたが、東京発車時点で車内には3、4人が乗っているだけのがらがら状態。指定券をとらずに自由席にして正解でした。がらがらの車内にゆったりと腰掛けて、新幹線各駅停車の旅を楽しみます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144717.jpg 1号車の車内はがらがら。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144724.jpg モケットは明るいブルー。

 さて、お昼ですので何か食べねばなりません。今回は事前には購入しなかったので、車内販売で駅弁を求めます。幾種類か積んでいましたが、僕が選んだのは、昼なのに「朝のおむすび弁当」。シンプルなのがいちばんだというのが選んだ理由。車販のお兄さんの「今ならキャンペーン中なので静岡茶も一緒にお買い求めになるとお安くなっています」という言葉につられてペットボトルの静岡茶も購入。

 細長い箱の中には、たっぷり海苔を巻いたおむすびが二つ。一つは野沢菜のおむすびで、もう一つはゆかりのおむすびです。シンプルなワインコイン弁当ながらおかずは基本をしっかり押さえていて、玉子焼、鮭の西京焼、かまぼこ、ウィンナー、鶏肉の黒胡椒焼と必要にして十分です。もちろんたくあんも忘れちゃいません。映画「かもめ食堂」で主役を演じる小林聡美が「おにぎりって日本のソウルフードじゃないですか」と言ってましたが、まったくそのとおり。同感です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144727.jpg 朝のおむすび弁当。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144733.jpg ▲基本中の基本とも言える内容は必要かつ十分。しかもちゃんとおいしい。