毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その11;あおもり旬味館)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144456.jpg新青森駅1階「あおもり旬味館」のフリースペース「あずまし広場」。

 2010年12月25日、地酒揃ってます。

 初めての新幹線新青森駅なので写真をたくさん撮りたいのはやまやまなのですが、寒すぎてイヤになってきたので、早々に駅舎の中に入ります。東口からではなく、東口にある駅舎1階直通の出入口からです。この出入口は何口というのであろうか。ここから入ると中はガラス張りの長い吹き抜け通路になっています。季節が良ければ気持ちよさそうですが、一面吹雪の雪景色では、寒いです(x_x)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144442.jpg 駅舎1階の吹き抜け。

 さて、新青森駅舎1階にあるのは「あおもり旬味館」という商業スペース。「青森の新しい玄関口に青森のお土産・食の一大テーマパーク誕生!」が謳い文句。駅ビルのお土産と食のスペースというか、今はやりの「エキナカ」っぽいスペースというか、それが駅舎の1階のほとんどを占めています。土曜日、クリスマス、学校の冬休み期間ということもあって、ものすごい混雑です!まさに開業効果、開業景気なのでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144447.jpg 「あおもり旬味館」。

 「あおもり旬味館」は東西連絡通路をはさんで「地産地消飲食ゾーン」と「おみやげ特産品ゾーン」の大きく二つに分かれていて、「地産地消飲食ゾーン」の真ん中はベンチを置いたフリースペース「あずまし広場」と呼ばれ、各種イベントもここで行われるそうです。柱には青森ねぶたのねぶた面が展示されてあったり、津軽の伝統的街並み「こみせ通り」を模してあったりして青森フレーバーがけっこう濃厚です。

 「地産地消飲食ゾーン」には最近B-1グランプリの常連になっている「黒石つゆやきそば」が味わえる「黒石や」などいくつか青森のウマイものを食べられるお店が入ってます。僕も食べたいです。でも混んでます。「黒石や」の隣にある「太宰らうめんと津軽のめしや「めぇ」」の店頭では、津軽地方の伝統的な握り飯(シソ漬けで巻いたのと若生(わかおい;薄く柔らかい1年昆布)で巻いたの)を300円で売ってるんですが、これがウマイ。これは1月3日に寄ったときに買って食べました。オススメです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144452.jpg 羽田の「江戸小路」に似てるな。

 「おみやげ特産品ゾーン」は青森の特産品であふれています。青森お得意の海産物から地酒からスイーツから、青森県内のお土産品ならここで全部そろっちゃうんじゃないかという勢いです。

 このゾーンの一角にある「旬味市」は店舗が固定されているのではなく、その都度旬の味や地産地消にこだわった商品が並べられる市場的性格のスポット。ちなみに1月13~19日は「あおもり自慢市」が開かれているらしいですよ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144500.jpg 青森の旬をお届け「旬味市」。

 東北新幹線全線開業で、国際化には疎い青森県人も少し自覚したのか(笑)、どの売場にも、英語、中国語、韓国語が併記された案内板が掲げられています。よいことです。店員さんやインフォメーションカウンター、案内係のスタッフのみなさんの外国語能力がどの程度かわかりませんが、掲示だけでなく実際の会話による意思疎通も外国語でできるようになってほしいと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144509.jpg中韓が併記されてます。

 このゾーンの僕としてのイチ押しは、土産物店「北彩館」の地酒売場。県内蔵元23社約70種類の地酒がそろっているそうです。うれしいじゃないですか。駅でこれだけ地酒がそろっているのはうれしいよ。青森駅内の売店は品揃えがすごく少ないし、隣の駅ビル「LOVINA」の中の土産物店もそれほど種類は多くないので、青森の地酒がほしいなら新青森駅のこのゾーンがいちばん便利かもしれません。ただ、売場を見たところ、扱っているのは四合瓶だけで、一升瓶は見当たりませんでした。持ち歩くことを考えれば四合瓶のほうが便がいいのはわかりますが、宅配便だってあることだし、旅先で気に入った地酒を一升瓶で、というニーズにも応えてくれるともっとうれしいですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144505.jpg ▲「北彩館」の地酒コーナー。お好みのものをどうぞ!