まだ今は途切れているけれど。
▲スッパリと途切れた高架。でもこれは4年後には……
2011年1月5日、新青森駅。
明朝の「はやて」で東京へ向かい、そのまま北京へ戻るので、荷造りに忙しくしております。
新青森駅が近づくにつれて、新幹線の高架橋も近づいてきます。そして、その高架橋は、新青森駅を過ぎてしばらく行ったところで、ぷつりと途切れているのが見えました。新幹線の建設は、今のところ新青森駅まで来たところですっぱりと終わっているようです。
新青森駅から数百mで終わり。
昨1月4日、東北新幹線全然開業1ヶ月を迎えて、地元紙などでも様々な記事が報じられています。全体として概ね好意的な記事で、1ヶ月間で県内各地の観光地を訪れた人の数が飛躍的に伸びたとか、多くの人で賑わったとか、そんな感じです。
しかしこれは、開業直後の物珍しさに加えてちょうど年末年始の人の動きのピークが重なったことが大きな要因なのであって、今のような状況が維持できるかというとそれは未知数です。それに加えて、4年後には、新函館まで新幹線が延伸されることによって新青森駅も通過駅となるのですから、浮かれてばかりはいられないはずです。それなのに、県をはじめとする行政は、どうも浮かれてばかりのように見受けられます。県の将来や、新幹線によってむしろ重い負担を強いられるようになった旧東北本線沿線住民のことなどを思うと、開業効果、開業景気に惑わされることなく、冷静で客観的な目で県政を考えてもらいないなと思う今日この頃です。
新青森駅東口。
▲この駅舎の北側にしばらく続く高架がやがて北海道へとつながっていくんですね~。