毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

帰省ラッシュ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234758.jpg ▲12月30日一日限定で走る「はやて353号」でふるさとへ。

 2010年12月30日、ふるさとへ。

 12月29日の夜、伊予北条発19:48の1032M特急「いしづち32号」に乗った僕は、21:42に坂出に到着し、21:45発の5032M寝台特急サンライズ瀬戸」に乗り継ぐ予定でしたが、妹尾駅での人身事故の影響で瀬戸大橋線が不通になっていて、「サンライズ瀬戸」は35分ほど遅れて坂出駅にやってきました。このままの遅れでは翌朝東京駅での乗り継ぎに差し支えます。

 しかし、翌朝の横浜駅到着前のおはよう放送では定時運行中であることが告げられました。そのあとやってきた車掌さんからも「昨夜は貨物列車の運行が少なくてどんどん走ることができ、遅れを挽回することができました」という説明がありました。なるほど、年末で物資輸送が少なくなったからでしょうか、救われました。

 というわけで、東京駅には定刻の07:08に到着した「サンライズ瀬戸」から降りた僕は、21番線へと移動します。21番線から発車するのは「はやて353号」です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234806.jpg 「はやて353号」です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234802.jpg 新青森の文字が初々しい。

 東北新幹線が全線開業して初めて迎えた年末輸送シーズン、この日の新青森行き「はやて」はすべて満席。まさに帰省ラッシュのピークです。その新青森行きの「はやて」に僕も初めて乗って帰省するのです。行き先表示LEDに表示された「新青森」の文字は新鮮です。また、12月4日からの新ダイヤで「350~360号台」の臨時「はやて」が登場したのも新鮮ですね。僕がこれから乗る「はやて353号」も12月30日1日限定の臨時列車です。ちょっとレアかもしれないですよ。

 僕は「サンライズ瀬戸」からの乗り継ぎで夜行明けですし、帰省ラッシュのピークで乗車率が100%を超え、通路まで立ち客でいっぱいなんてことになったら静かに休んで行けないので、今回はグリーン車を奮発しました。もちろんグリーン車も満席御礼で、新青森まで3時間38分の旅に出発です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234817.jpg グリーン車も満席。

 さて、朝食にと東京駅のホームの売店であれこれ悩んで手にした駅弁は、「ふるさと弁当」。JR東日本が年末年始輸送キャンペーン「お正月は列車でふるさとへ。」の一環で、12月27日から1月7日まで期間限定発売している、これまたある意味レアな駅弁です。掛け紙には雪景色の中を走る「はやて」のイラストが描かれ、「お正月は列車でふるさとへ。」「あの懐かしいおふくろの味。素朴であたたかいふるさとをイメージし、ていねいにこしらえました。」という文字が入っています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234811.jpg 「ふるさと弁当」。

 掛け紙とフタを取ると、一枚の紙が入っていました。「ふるさと弁当お品書き」だそうです。薄いグリーンの紙に「NRE」のロゴが薄く入り、鋏を入れた形も描かれていて、切符を模したデザインになっています。「東京・上野・大宮→ふるさと」という文字が上部に入り、その下にお品書きがずらり。ご飯はあきたこまち、デザートはりんごシロップ漬と、いかにも東北指向のメニューのほかに、みずの生姜漬、舞茸天ぷら、ぜんまいの五目煮、イカ旨煮などなど、全体としては幕の内弁当だがしかし、確かに懐かしさを感じさせるラインナップに、あっという間に完食して爆睡です(^^)。終点新青森には11:18に到着予定。ふるさとはもうすぐです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234821.jpg ふるさと弁当お品書き。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234826.jpg ▲梅干しがでかい!この写真では見えない、煮物の陰になってるみずの生姜漬が実はうまかったりして。