「さくら」でランタンフェスティバル⑤(ちゃんぽーーん)
▲めいっぱい吊り下げられた新地中華街のランタン。
2005年2月19日、長崎、ちゃんぽん。
いよいよ長崎にやってきました。
長崎は過去仕事で一回来たことがあるだけで、観光目的のプライベート旅行は今回が初めてです。仕事で来たときは空港とホテルと仕事先を行ったり来たりするだけだったので、市内を歩き回るのはもちろん今回が初めて。長崎駅さえ初めてです。
「あかつき」、夜まで休憩中。
終点に午後到着する夜行列車というのはもうこの「さくら」を置いて他にはなかったわけですが、とにかく昼もだいぶ過ぎました。早く昼食を食べに行きましょう!
実は長崎に着いたらこれを食べよう!と決めていたものがあります。それがある場所へ歩いて向かいます。
折しも長崎はランタンフェスティバルの開催中。
中国では旧暦の正月15日を「元宵節」といい、提灯を灯して祝いますが、長崎のランタンフェスティバルも長崎在住の華僑のみなさんが旧正月や元宵節を祝うために始めたものだそうです。2005年はその第12回を迎え、2月9日から23日まで開かれたそうですから、僕は祭りもかなり終盤の頃に長崎を訪れた形になったわけです。
中国では旧暦の正月15日を「元宵節」といい、提灯を灯して祝いますが、長崎のランタンフェスティバルも長崎在住の華僑のみなさんが旧正月や元宵節を祝うために始めたものだそうです。2005年はその第12回を迎え、2月9日から23日まで開かれたそうですから、僕は祭りもかなり終盤の頃に長崎を訪れた形になったわけです。
ランタンフェスティバルのメインスポットはやはり新地の中華街。ランタンフェスティバルの名に違わず、中華街を貫くストリートの頭上には無数のランタンが吊されていてあでやかです。昼間でさえこれだけ鮮烈なのですから、日が暮れてランタンに全部明かりが点ったらいったいどんなことになるのでしょう。
長崎新地中華街の入口。
ほとんど押し合いへし合い状態の人でにぎわう中華街を歩み進んで、ようやく午後2時、ついにたどり着いたのは中国料理店「江山楼」。僕はここでちゃんぽんと皿うどんが食べたかったのです。
2003年に公開された映画「解夏」(磯村一路監督)はごらんになりましたか。舞台は長崎です。ベーチェット病に冒され失明していく主人公が悲嘆に暮れながら帰る故郷・長崎で故郷の町や母親や友人たちや恋人に支えられ励まされ、失明することで新しい人生が始まるのだと前向きに生きる決意をするというストーリー。最初に原作の小説を読んだときも良いストーリーだなと思ったのですが、その後映画化されることになり、さっそく見に行ったところ原作以上のできで、結局劇場へは二回見に行きました。今回長崎を訪れることになったので、この映画のロケ地巡りもするつもりでいるのです。
ランタンの隙間から「江山楼」。
そして、新地中華街の「江山楼」は、映画「解夏」で主人公たちがちゃんぽんや皿うどんを食べた店なのです。たいへんな混雑でかなり待ち時間がありましたが、なんとか一階席に入ることができ、ちゃんぽんと皿うどん、そして東坡肉を食べました。映画で登場するのは二階の座敷席なので、映画とまったく同じシチュエーションでというわけにはいきませんでしたが、来られてよかったです。どれも、ウマイです。「江山楼」のおみやげ用ちゃんぽんと皿うどんは駅や空港では扱っていないようだったので、ついでにいくつかセットにして実家の両親にも送ってあげました。特に父親が皿うどん大好きなんです。
▲いっつも食べる前に写真を撮るのを忘れるんですよね(^_^ゝ。
長崎駅前に戻ってくると、長崎駅前路面電車電停にチキンラーメンの路面電車が!誰もが知ってる国民的食品をラッピングした「チキンラーメン号」、いきなりインパクトあります。さすが長崎(関係ないか(^_^ゝ)。
しかしここでは路面電車には乗らずに道路を渡り、中町教会のほうへ行ってみましょう。
しかしここでは路面電車には乗らずに道路を渡り、中町教会のほうへ行ってみましょう。