青森を拠点にのんびり秋休み(その39;函館山でデートしたい)
▲ロープウエイ乗り場手前のスペースは絶好のデートスポット、だろうなあ。
2010年10月11日、函館空港。
津軽海峡線の列車の車窓から見る函館山は、真横からの角度でボーリングのピンを倒したような長い形をしていますが、展望台はそのピンの頭のあたりにあるので、展望台から南側を向くと、函館山の山並みがしばらく続きます。そしてその向こうに津軽海峡が広がり、函館山の山頂からも、この日は下北半島の陸影を見ることができました。うーん、ここからまっすぐ泳いでいけば大間なんだなあ。そんなに泳げないけど。
津軽海峡に向かって左の斜面のほうを見遣ると、先ほど谷地頭電停から立待岬へ行くときに通った市営墓地を突き抜けるまっすぐの道がはっきりと見えます。ついさっきまであの道を歩いていたのかと思うとちょっと奇妙な感じもしますが、このすばらしい景色を見ていると、啄木がこの地に眠りたいと思ったのも宜なるかなという気もします。
下北半島の陸影が見える。
立待岬へ続く道。
再び北側に戻ってみましょう。手前に「函館どっく」、そして函館港、その向こうに駒ヶ岳の姿がまだはっきりと見えています。本当に気持ちの良い風景です。
そこから視線をゆっくりと右の方へ移していくと、津軽海峡に面した側のきれいなカーブを描いた海岸線が望まれます。その海岸線を北の方へずっとたどっていくと、函館空港が見えるんですねー。函館空港は湯の川温泉のちょいと先に、海岸線に沿うように3,000mの滑走路が横たわっています。国内でもアクセスのよい空港の上位に入るんじゃないでしょうか。
いちばん下の写真は、函館山山頂から眺めた函館空港周辺なんですが、よーく見ると、ターミナルの前あたりにANA機が一機写ってるんです。立待岬にいるときにJAL機とANA機が一機ずつ到着するのが見えていたのですが、見えているANA機はおそらく12:45発の羽田行きANA854便ではないかと思われます。
函館山ロープウエーの山頂施設には、屋上展望スペースだけではなく、レストランや土産物店、イベントホールなどがいろいろ入った充実した施設です。その中のロープウエー乗り場近くのフロアは、全面ガラス張りで、函館の中心街が見下ろせ、そこにベンチなんかがあるもんだから、絶好のデートスポットであります(たぶん)。昼の風景も素晴らしいですし、夜景となればそりゃあもう。僕もこのベンチに座って夜景を眺めてみたいなあ。誰か一緒に行ってくれんかなあああ……っと、そろそろ下りのロープウエイが出発する時間のようです(^^)。
函館どっくと駒ヶ岳。