毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にのんびり秋休み(その25;My First Aomori Again)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233450.jpg碇ヶ関駅を走り去る「かもしか2号」の後ろ姿。

 2010年10月9日、碇ヶ関駅で初下車。

 寝台特急「あけぼの」と入れ違いに09:57の定刻に青森駅を発車した特急「かもしか2号」は、3両編成にほぼ満席の乗客を乗せて、大きく右にカーブしながら東北本線と別れ、一路秋田を目指します。

 最初の停車駅は弘前。ここでさっそくごっそりと降車客があります。ちょっとびっくりです。旅行客も地元の用務客もだいぶ降り、半分とは言わないまでも、車内はだいぶ空いてしまいました。短距離の地域間輸送が「かもしか」の本業であることを窺わせます。

 弘前の次は大鰐温泉、そして青森を出て48分で、次の碇ヶ関に到着です。僕はここで下車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233445.jpg 碇ヶ関に到着。

 碇ヶ関駅で下車するのはこれが初めてです。今まで通り過ぎるばかりだった駅に降り立つのはちょっとどきどきするものです。

 「かもしか2号」は静かに碇ヶ関を発車して行きました。このあと津軽湯の沢陣場間で矢立峠を越えて秋田に入り、大館へと下りていく険しい道のりが待ち構えているはずです。

 「かもしか2号」が去ったあとのがらんとした碇ヶ関駅の構内には静けさが戻ります。しかしすぐに遠くから踏切の鳴る音が聞こえ、さっき立ち去ったばかりの「かもしか2号」に似た音が近づいてくる気配がします。碇ヶ関10:51の2041M特急「かもしか1号」がやってきたのです。このときの様子をJR東日本のCM「MY FIRST AOMORI」風にとらえた記事はコチラですが、その「かもしか1号」もわずかの時間停車しただけで碇ヶ関を出発していきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233454.jpg がらんとした碇ヶ関駅構内。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233501.jpg 「かもしか1号」が発車した。

 さて、いよいよ初めての碇ヶ関駅、駅舎の改札を抜けて外へ出てみます。コンクリートの階段を数段上がると駅舎の床面の高さになることやトタン葺きの屋根は、いかにも雪深い津軽に風土に適応させた駅舎という感じがします。

 新幹線八戸以北開業に向けたJR東日本のキャンペーン「My First Aomori」のテレビCM「恋篇」の冒頭で、三浦春馬さん扮する駅員さんが自転車でやってくるのがこの駅です。僕もそれにつられて初めて碇ヶ関駅で下車してみたというわけなんですが、さて、これからどうしようかな。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233506.jpg ▲初下車の碇ヶ関駅。トタン屋根が雪国らしくていいですね。