毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にのんびり秋休み(その16;普通車自由席)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233022.jpg ▲広いボックスシートが並ぶ急行「きたぐに」の普通車自由席。

 2010年10月5日、座席に乗るのでよかったかも。

 新潟発大阪行き急行「きたぐに」を探検してます。

 前回A寝台車とグリーン車をのぞきましたので、今回は1号車から4号車まで4両に設定されている普通車自由席をのぞいてみます。

 普通車自由席は、4人掛けのボックスシートが並んでます。9月に一時帰国した際に富山へ行って食パン電車こと419系をたくさん見かけ、何回か乗ることもできましたが、基本的には419系の車内の様子は583系時代と変わっていないので、「きたぐに」の普通車自由席の車内は419系に乗ることで疑似体験することができます。

 しかしもちろん「きたぐに」のほうはれっきとしたオリジナルの583系ですし、車端部がロングシートになっていることもないし、窓の改造も最小限になっています。ボックスシートと言ってもシート間隔は広く、リクライニングしなくても安眠できそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233033.jpg ボックスでもゆとりあり。

 僕は今回、悩んだんです。新潟から大阪まで行くのに、この普通車に乗って行ってもいいんじゃないかと。座席で行ける夜行列車なんてもう全国でもごくわずかで、定期列車では「きたぐに」「はまなす」「ドリームにちりん」、臨時化されたけれど運転日がわりと多い列車では「能登」「ムーンライトながら」「ムーンライトえちご」あたりがありますが、583系となると「きたぐに」だけだし、貴重な体験をするべきではないか、と考えたのです。しかし、平日の夜は「きたぐに」はおそらく長岡あたりまで帰宅列車になっていて、混むかもしれない。座れないことはないにしても、窓際に座れなかったら疲れるし、やだなあ、と考えた結果、今回は座席車で行くのはやめたのでした。

 ところが、なんだよこれは。ガラ空きじゃないか。発車まであと10分ぐらいしかないのに、ほとんど誰も乗ってません。好きな座席に座り放題です。これなら余裕でこっちにすればよかった。しかし、こんなんでいいのだろうか。ちょっと寂しいこの日の普通車自由席であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233027.jpg ちょっと寂しい。

 4号車はモハネ582-68。座席車なのでカーテンはすべて全開で、ホームからも車内がよく見えます。しかし車内に人影はほとんど見えません。「きたぐに」っていつもこうなんですかね?

 先頭車1号車も出発スタンバイOKです。1号車のいちばん先頭よりの座席1番A~D席は、通路を挟んだ向かい側が乗務員室と荷物置場になっているため、他の席からは切り離されたような感じになっています。ここに席を占めれば、ちょっとした個室気分になるのではないでしょうか。あー、ここに乗るんでもよかったなー。そうすれば先頭の写真なんかも撮りやすかったのにー。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233044.jpg 4号車はモハネ582-68。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233050.jpg ▲出発を前に前方を睨む先頭1号車。そのいちばん端の1番A~D席ならちょっとした個室気分?