毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にのんびり秋休み(その14;583系10両編成)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232926.jpg新潟駅3番線のはずれの暗闇でテールランプを光らせる「きたぐに」10号車。

 2010年10月5日、堂々10両編成。

 午後10時半過ぎに新潟駅3番線に入線した502M急行「きたぐに」。客車時代から変わらぬ列車番号を付けたこの列車は、583系の10両編成で、塗色はJR西日本カラーになっているとは言え、見れば見るほど、やっぱりかっこいいです。

 各乗車口には「きたぐに」のプレートが吊されています。10号車の乗車口には12号車の案内も並んで表示されています。多客期には12両編成で運転されることもあるからですが、短編成化が進む昨今、10両編成でも立派なのに、583系が12両で走るところを見たら、思わず身震いしちゃうんじゃないでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232933.jpgきたぐに」乗車口案内。

 10両編成でも、最後尾のほうは新潟駅のホームの屋根の切れた端っこの暗闇の中です。ホームのはずれの暗闇の中で、赤いテールランプとトレインマークがぼんやり光り、開いたドアから漏れる車内の明かりとドア脇の行き先表示幕の明かりがホームをほんのり照らします。8、9、10号車あたりは全部寝台扱いなので窓のカーテンはぴっちりと閉められ、明かりは漏れてきません。寝台扱いの車両のうち8号車にはパンタグラフがあるので、かの有名な「パン下」寝台があります。記念に一度乗ってみてもいいかも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232922.jpg 暗闇に赤いテールランプ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232948.jpg 8号車の「パン下」部分。

 583系の特徴のひとつが、ドア脇の行き先表示幕。横長の長方形がほとんどの中で、この車両だけなぜか真四角。おや、9号車の行き先表示幕には、下側に「特急」の文字が顔を出しています。いったいどの特急の愛称が隠れているのでしょうか。見てみたいものです。

 それからその隣の「急行」のサボ。最後の昼行急行「みよし」「つやま」が消えて、今やJR西日本管内でこのサボが入れられるのはこの「きたぐに」だけ。急行「はまなす」の14系のほうはどうでしょう、「急行」のサボは差してあったかな。「はまなす」になければ「きたぐに」のサボが全国唯一ということになりますね(あれ、「能登」は?)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232942.jpg ▲行き先表示幕の下部に「特急」の文字が。どんな特急が隠れているのか。