毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

飛行機三昧夏休み(その26;583系の面影十分)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192741.jpg ▲食パン電車といっても、583系そのもののクハも健在。迫力あるぅ。

 富山での一夜が明けて翌2010年9月5日、この日も朝から猛暑となりました。

 ホテルで朝食をとり、涼しい部屋からなかなか出たくなくてだらだらし、昼近くになってようやくチェックアウトです。

 外に出るともわわっと熱波のように暑い空気が押し寄せて思わずくらっとします。なんとか富山駅まで歩いて切符を買い、ホームへと移動です。3・4番線ホームに下りると、3番線には12:06発の4024M特急「サンダーバード24号」が発車を待っていました。その隣にちょろっと顔を出しているのは高山本線の12:27発の猪谷行き普通列車864Dでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192731.jpg この日の富山も猛暑の晴れ。

 5番線には金沢始発の直江津行き普通列車541Mが入ってきました。富山は12:07着の12:15発となっています。金沢から直江津まで3時間以上かけて走るロングラン列車です。
 見れば、前夜高岡から乗ったデカ目でブルーの475系ではありませんか。前夜は暗かったこともあり全貌をはっきり見ませんでしたが、こうして日の光の下で見ても、このブルーはなかなかいい色合いですね。気に入りました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192751.jpg デカ目ブルー直江津行き。

 僕が乗るのは4番線から12:19に出る富山始発の金沢行き普通列車430M。入線してきたのを見れば、またも419系食パン電車ではないですか!

 隣のデカ目ブルー541Mときれいに並んで停まった430Mは金沢方の先頭は583系の原型をよくとどめたクハ419形です。貫通扉がふさがれたりトレインマークが完全に撤去されたりしたものもあると聞いていますが、この日の541Mは貫通扉もトレインマークもその形状をよくとどめてる車両でした。
 直江津方の最後尾はいわゆる「食パン」の異名をとった切妻断面のクモハ419形(またはクハ418形)です。583系時代からは考えられなかった大改造です。切妻断面的形状の車両は大都市近郊の通勤電車ではごく当たり前なのに、583系から生まれ変わったこの顔はなぜかユーモラスで愛嬌があり、新鮮です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192805.jpg 国鉄型電車が並びました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192758.jpg 愛嬌のある顔つき。

 富山駅には583系の現役も1日に1往復やってきます。急行「きたぐに」です。ものすごい夜中なので富山でそれにお目にかかることは難しいですが、419系と合わせて、583系ファミリーが今いちばん数多く活躍しているのがこの北陸地区であることはまちがいありません。車齢からすれば退役もそう遠いことではないでしょう。今回は富山で419系がまだまだたくさん活躍していることを見ることができ、実際に乗ることもできたのでよかったです。まだまだこれからも活躍を続けてほしいものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818192746.jpg ▲発車を待つ金沢行き430M。ぱっと見にはまさに583系そのもの。