飛行機三昧夏休み(その24;キハ58国鉄急行色)
▲偶然遭遇してしまった国鉄色のキハ58。
2010年9月4日、夜の富山駅。
日が暮れた頃、ちょっと高岡あたりまで往復してみようかなと思い、富山駅へ向かいました。北陸新幹線工事中の富山駅は、以前の駅舎に向かって左方向に移転しており、仮設の駅舎で営業中です。電鉄富山駅からは少し遠くなってしまいましたね。しかし日が暮れかかっても暑い暑い。ちっとも気温が下がったような気がしません。
19:04発の泊からの金沢行き普通列車566Mが3番線から出るようなので、ホームへ向かいます。すると、ふと跨線橋の窓から外を見遣ると、国鉄色急行型気動車の姿が目の端をよぎりました。あれ?そんなはずは。
立ち止まって窓から顔を突き出してちゃんと見てみても、そこにあるのはやはり国鉄色急行型気動車。あれれれ、いつの間にこんな車両が。むちゃむちゃ懐かしいじゃないですか!僕はあわてて2番線ホームに駆け下りました。
国鉄色ではないか!
先頭の表示幕には「越中八尾」の四文字が表示されています。19:11発の越中八尾行き普通列車888Dのようですね。先頭車両はキハ58-477です。なるほど、高山本線で運用する気動車に国鉄色をリバイバルさせたということですか。こりゃうれしいですね。キハ40系のタラコ色には最近も八戸線、五能線などで近くで見たり実際に乗ったりできてましたが、キハ58急行型の国鉄色をこんなに間近で見るのはいったいいつぶりでしょうか。ちょっと思い出せないぐらい大昔のことです。
3番線からも眺めてみる。
キハ58系国鉄色急行型で思い出すのは、小学校の脇を通っていた奥羽線の線路を行き交っていた急行「むつ」や三戸の実家に帰るときや盛岡の親戚に会いに行くときにいつも乗った急行「しもきた」なんかです。急行「しらゆき」なんてのも小学校の脇を通って走っていったような記憶があります。他にもいろいろ見かけていたと思うのですが、とにかく懐かしいです。うれしいです。高山本線だと、もしかして急行「たかやま」がわりと最近まで走ってましたか。あ、でも「たかやま」は富山まで入ったことはないですよね。
今から思えば、高岡なんて行かないで、こっちの越中八尾行きのほうに乗ればよかった。越中八尾まで所要25分だし、越中八尾発20:01の893Dで折り返せば20:33には富山に戻ってこられたし、国鉄色急行型に乗るべきだった。残念。失敗。また乗りに行かなくちゃ。