飛行機三昧夏休み(その22;電鉄富山)
2010年9月4日、初めての富山地鉄。
富山空港に到着後、しばらく展望デッキにいましたが、連絡バスの時間が迫ってきたので外に出ました。10月も下旬となった今となっては信じられない気もしますが、9月4日のこの日は富山もまだまだ酷暑で、35℃はゆうに超えていたと思います。ほんとにくらくらする夏でした。
富山空港のいいところは、連絡バスが離発着便に接続するものだけでなく、接続しない時間帯にも走っているところです。羽田からのANA883便には10:15発のバスが接続しますが、11:00発のバスもあるので、僕はそれに乗って市内へ向かいます。終点富山駅前までは23分ですから、富山空港はアクセスは悪くないですね。
炎天下の富山空港。
市民病院経由富山駅行き。
富山駅前に到着はしたものの、ホテルのチェックイン時間にはまだなので、荷物だけ預けて、友人と待ち合わせるために近くにあったドトールに入って待とうと思ったら、周りをよく見回してみたらば、奥のほうがなにやら列車の改札口のようになっています。おお、ここは富山地方鉄道の電鉄富山駅ではありませんか。
実は富山地鉄には、鉄道部分も路面電車部分も、一度も乗ったことがないんです。電鉄富山の駅に入り込んだのもこれが初めて。
改札口の向こうをのぞきこむと、2両編成の電車が2本入って発車を待っています。初めて目にする電車たちなので、なんか新鮮です。
改札口の向こうをのぞきこむと、2両編成の電車が2本入って発車を待っています。初めて目にする電車たちなので、なんか新鮮です。
電鉄富山駅ホーム。
右端の1番線に入っているのは12:16発の普通列車南富山経由岩峅寺行き621レ。ちょっと湘南カラーですね。車両は元京阪電鉄特急用車両3000形のモハ10030形でしょうか。富山地鉄って車両形式の数字の桁数がやたら多いな。「岩峅寺」という駅名も難読です。「いわくらじ」と読むそうです。
2番線、3番線は空いていて、左端の4番線には白とグレーを基調に赤い帯が入った電車が停まっています。12:19発の立山行き普通列車323レです。この車両はローレル賞も獲ったことがあるというモハ14760形でしょうか。
こちらは立山行き。
切符売場周辺をうろうろして眺めてみると、富山地鉄はけっこう長い路線を持っているんですねー。しかも、列車本数もなかなか多いようで、富山県東部の輸送と立山や宇奈月温泉方面への観光に大きな役割を果たしていることがわかります。今回は時間がなくて乗れませんでしたが、いちばん遠い宇奈月温泉までだと普通列車で1時間40分ぐらいかかってそこそこ乗りがいもあるし、特急「うなづき」なんてのも走っているようだし、そのうちぜひ一度は乗ってみたいですね。ところで、社名は富山地方鉄道株式会社で「電」の字なんかないのに、駅名はどうして「電鉄富山」なんでしょうね?
▲電鉄富山駅の列車案内。意外に列車本数が多く活気があります。