毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日の「かもしか3号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232017.jpg ▲記念に手元に残った手書きの「かもしか3号」の指定券。

 2010年10月9日、碇ヶ関駅

 今日は午後から雨になりましたが、ふらりと碇ヶ関まで行ってきました。新幹線八戸以北開業キャンペーン「MY FIRST AOMORI」で三浦春馬さんが起用されたCMが碇ヶ関駅でロケされたというので、ちょっと出かけてみたのです。行きは2042M特急「かもしか2号」、帰りは2043M「かもしか3号」を利用しました。

 詳細は後日改めてレポートするとして、今日はちょっとだけ。

 12月4日のダイヤ改正でその愛称がなくなることがわかっている特急「かもしか」に乗るというので、記念に指定券がほしいと思い、碇ヶ関駅の窓口で「指定券もありますか」と尋ねたところ、簡易委託駅マルスはないので、委託を受けて詰めている窓口の女性は「できるけど、問い合わせてからになりますよ。自由席でも座れると思うけど」との答え。僕からさらに「愛称が消えるということなので記念に残したくて」と言うと、女性は合点がいったらしく「手書きになりますけど」と言いつつ問い合わせを始めてくれました。指定券が手書きならなおさら歓迎です(^^)。

 待つことしばし、指定券ができあがったようです。

 「今日は企画のお客さんが多いのか、1席しか残ってなかったよ。窓際じゃないけど、いいよね」と窓口の女性。乗るのはたかだか45分ぐらいだし、指定席が残っていただけでもラッキーです。緑色の薄い券片にははっきりと「10月9日かもしか3号 乗車駅碇ヶ関 14時29分 3号車9番C席」ときれいな文字で記してあります。良い記念になりました♪。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232002.jpg 発券できました!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232010.jpg 薄い緑色がたまらない。

 午後1時頃から降り始めた雨はそろそろ本格的な降りになってきて、傘がなくては困るぐらいになってきました。跨線橋を渡って3番線で「かもしか3号」の到着を待ちます。僕のほかには「かもしか3号」に碇ヶ関から乗ろうとする人はいないようです。さっき切符を渡されたとき、窓口の女性は「今度新幹線が通ればこっち(碇ヶ関)まで来る列車も増えるそうだから、また来てね」と言ってくれましたが、このあたりは新幹線八戸以北開業による所要時間短縮効果の恩恵にあずかれると思うので、青森(津軽)と秋田(羽後)との国境に位置したために関所が設けられた歴史のある町・碇ヶ関にもっと多くの旅行客が立ち寄ってくれるようになるといいなと思います。

 やがて遠くで警笛が鳴ったかと思うと、ヘッドライトを光らせて、485系の3両編成が近づいてきました。「かもしか」カラーの485系が活躍するのも残り2ヶ月を切りました。地味な存在ではあるけれど、青森と秋田を連絡する重要な列車として、「つがる」へバトンを渡すまで、元気にがんばってほしいと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818232022.jpg ▲秋雨の中を碇ヶ関駅に入ってきた「かもしか3号」。