飛行機三昧夏休み(その15;もうすぐ搭乗開始)
▲三沢空港にスポットインして折り返しの準備が始まったMD-81。
2010年9月3日、折り返し準備。
航空自衛隊の訓練の関係で少し遅れて羽田から到着したJAL1227便がスポットインし、ブリッジが付けられました。羽田からの乗客が降機する一方で、機材のほうは折り返しの準備が始まります。MD-81にボーディングブリッジが付くと、機体が小さすぎて、ドア周りに接着する幌の部分が機体に覆い被さるようです。三沢空港にはかつて羽田からA300-600Rも飛んできていましたが、「はやて」開業とともに機材は小さくなってしまい、立派なブリッジも力を持て余し気味です。
ブリッジが被さるように。
三沢空港の搭乗待合室は、ターミナル全体がこぢんまりしているのと同じようにこぢんまりと狭く、そのほとんどをソファが占めていて、売店もなく、自動販売機が少しあるだけで、立って待つにも立ち場所もあまりないという感じのホールディングルームです。この日は金曜日の午後でしたが、団体ツアーも入っていたようでそれなりの搭乗率になりそうで、狭い待合室には人がいっぱいという感じでした。
搭乗待合室。
搭乗待合室の改札ゲート脇の窓からは、ボーディングブリッジが付けられたMD-81の姿が見えます。エプロンの向こうの米軍飛行場敷地と民用ターミナル敷地を隔てるゲートは再び閉まっています。このゲートが開くとは民用機が出入りする本当に限られた時間だけなのですね。
MD-81やMD-90は、エンジンの位置とともに、T字形の尾翼が大きな特徴です。よく見ると、コクピットの窓の上には「天窓」も2つあるんですね!こんな愛嬌のある飛行機が今月いっぱいで退役だなんて、まったくもって惜しい限りです!
窓から見遣るMD-81。
▲楽しく愛嬌あるシェイプを見せてくれるMD-81は9月いっぱいで退役。