飛行機三昧夏休み(その11;三沢駅)
▲終点八戸へ向けて三沢駅を発車していく「白鳥18号」。
2010年9月3日、三沢駅。
青森を少々遅れて発車した「白鳥18号」は浅虫温泉、野辺地と停まって、車内でコーヒーを飲む間もなく三沢に到着です。
三沢駅で降りたことなんて、仕事では1、2度ありますが、プライベートではたぶん初めてです。ものすごく小さい頃、父親が三沢に勤めていたことがあるのでもしかしたら来たことがあるのかもしれませんが、記憶にある限りでは私的旅行での初めての下車です。三沢駅はいつのまにか橋上駅に変わってしまいました。
三沢到着。
三沢で485系も見納めか。
12月4日に東北新幹線八戸以北が開業すると、三沢駅は青い森鉄道の駅となり、駅名標の緑色の矢印は青色に変わることでしょう。優等列車はなくなり、新幹線の恩恵も受けず、JALしか就航していない三沢空港はJALの減便や機材小型化などで利便性を欠きつつあり、新幹線八戸以北開業を機に三沢は沈没の危機に直面しているのではないでしょうか。三沢から八戸まではさいわいそれほどの距離はないので、優等列車がなくとも八戸へ出てからの新幹線アクセスに大きな影響はないかもしれませんが、青い森鉄道になって運賃が高くなることで沿線住民の負担は重くなるでしょうし、今までは八戸~青森間を在来線で移動すれば降りずとも目には触れた「三沢」という場所も、新幹線移動に変わってしまえば目に触れることさえなくなってしまいます。米軍基地の町ミサワ、今が試練の時なのかも。