毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

飛行機三昧夏休み(その3;サハリン航空)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191400.jpg ▲北海道のまさに豊かな大地を眺めながらのディセント。

 2010年9月1日、新千歳空港国際線ターミナル

 北京発新千歳行きCA169便は順調に飛行を続け、離陸直後は厚い雲に覆われていた機窓の景色も朝鮮半島を横断する頃には晴れ上がり、下北半島上空を抜けて、良い天気の中をディセントを始めました。

 新千歳空港に着陸するのは昨年(2009年)12月の青森→新千歳便以来ですが、あのときはもう日没後の真っ暗の中だったし、今回はRWY19Lへのアプローチのようで、そうなるとかなり久しぶりのことになります。

 それで、僕はてっきりRWY19Lへのアプローチは千歳VOR/DMEをクリア後のRWY19サークリングで進入するものとばかり思っていたのですが、全然その気配がなく、太平洋から陸地に入ってからもずいぶん山深いところを北へ北へと飛び、地上にはダムなんかも見えるし、あれ、おかしいなあと思っている間にようやく大きく左旋回をして平野が開け、やがて無事RWY19Lに着陸しました。これがRNAVによるアプローチというやつなのでしょうか。今思えば、山深いあたりの上空を飛んでいるときに鉄道線が見えましたが、あれは苫小牧と岩見沢を結ぶ室蘭本線だったんでしょうね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191356.jpg もうすぐ収穫かしら。

 というわけで、CA169便は無事新千歳空港に到着しました。今年3月にオープンしたばかりの新しい国際線ターミナルまでタクシングします。新しい国際線ターミナルはもともとのターミナルビルの真反対、自衛隊基地のある滑走路の側にあるので、タクシングの距離はけっこう長くなりました。新しい国際線ターミナルは63番から69番まで7つのスポットがあり、国内線ターミナルの端っこで長らく肩身の狭い思いをしてきた国際線はずいぶんと広く大きくなり、利便性も増したことでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191410.jpg国際線ターミナルに接近。

 おや、新しい国際線ターミナルの前に一機、小さな飛行機が停まっています。プロペラ機です。機体には「SAT」と大きく書いてありますから、サハリン航空ですね。12:20に到着したユジノサハリンスク発のHZ151便便です。機材はボンバルディア DHC-8-Q311。日本ではエアーニッポンRACが運航させていると思いますが、サハリン航空のは初めて見ます。この機材はこのあと13:20発のHZ152便となってユジノサハリンスクへ引き返していくはずです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191406.jpg 12:20に着いたHZ151。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191416.jpgサハリン航空のDHC-8-Q311。このあとHZ152便となってユジノサハリンスクへ飛んでいく。