毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

北京駅を行き交う列車たち(その5)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212006.jpg ▲またまた登場、「韶山9G型」電気機関車。やっぱかっこいいな。

 8月22日の北京駅周辺散歩レポ、まだ続けていいですか(^^ゞ。

 行き交う列車はちょっとひと休みで、しばらく北京駅への出入りが止みました。北京駅方からは、単機の「韶山9G型」電気機関車がのーーんびりとやってきて、操車場のほうへひきあげていきました。僕がいつもお世話になっている中国鉄道車両図鑑というサイトでは「まるでヨーロッパのカマ?と見紛うような洗練されたデザイン、紅白2色のシンプルでありながらしっかりした存在感を感じさせるボディーのカラーリング、そのどれをとっても中国離れした印象を与えてくれる(失礼?)ビジュアル系の幹線用旅客型電気機関車」という褒めちぎりよう(笑)。いや、でも確かにかっこいいです。この機関車は僕が瀋陽にいたときに瀋陽北駅でも見かけたことがあり、記事をアップしていますので、そちらも見ていただければと思います→コチラ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212010.jpg SS9-0170号機ですね。

 快晴の空の下、列車の行き来がしばし止んで、あたりはまったりとしたけだるい昼下がりの時間が流れております。ゆっくりと前を通り過ぎていった「韶山9G型」電気機関車はSS9-0170号機であることが読み取れます。車側に「上局滬段」と書いてあるので、上海鉄路局所属の機関車であることがわかります。1,400km離れた上海から付け替えなしで走ってきたのでしょうね。

 お、操車場のほうからディーゼル機関車がとろとろと出てきました。さっきから見え隠れしている黄土色とエンジ色でシブくカラーリングされた「東風5型」ディーゼル機関車がまた出てきました。今度は後ろに1両だけ緑色の客車をつないでいます。入れ替え作業中でしょうか。ゆるゆると操車場から出てきて、ぴたりと停まり、あとは何をするでもなくそこにとどまっています。何か列車の到着を待って動こうとしているのでしょうか。

 時間は午後1時半を回ったところ。日本同様まだまだ残暑の厳しい北京で雲一つない快晴では、遮るものの何もない城壁の上では日差しがかなりこたえます。いくら眺めていても飽きないけれど、そろそろ撤退しようかしら……。 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818212001.jpg ▲入れ替え作業中とおぼしき「東風5型」ディーゼル機関車、緑客車1両付き。