毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

北京駅を行き交う列車たち(その3)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211921.jpg ▲さっきどこかから到着したCRH2型「和諧号」がひきあげる。

 北京駅を出入りする列車を、北京内城の城壁の上から眺めています。つづきです。

 張家口から到着した4416次列車が推進運転で車庫へ引き上げたあとやってきたのは、赤い顔が印象的な電気機関車の単行。この機関車は瀋陽でも見かけたことがあります。「韶山9G型(SS9G)」電気機関車です。「韶山」は毛沢東の生地の地名ですから、なかなか栄えある名称がついていると言えましょう。2002年に登場したカマで、なかなかスマートなデザインです。写真の後ろのほうには入れ替え用なのか「東風5型」ディーゼル機関車も見えます。黄土色とエンジ色のシブいカラーリングですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211915.jpg

 次に北京駅ホームのほうからやってきたのは、先ほど到着したCRH2型「和諧号」。さっきは16両で到着しましたが、前方8両を切り離し、後方の8両だけがやってきました。ホームに残った8両が次の運用につくようです。このへんの運用は東北上越新幹線のMAXに似ていますね。先頭車両に「CRH2-042A」と入っているので、これは第42編成ということになります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211930.jpg ゆっくりひきあげます。

 CRH2型は「はやて」型E2系1000番台をモデルにしただけに、横顔はホントに「はやて」によく似ています(そんな気がするだけかしら。)。済南、武漢、北京、鄭州、上海、南昌、西安に配備されているとのことなので、かなり広範囲に活躍していることになります。瀋陽など極寒の東北地方には入ってこないので、僕が瀋陽にいたときには見たことも乗ったこともありませんでしたが、こうして北京にいる以上は、そのうち乗ってみたいと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211926.jpg ▲「はやて」にクリソツ。E2系1000番台がモデルのCRH2型。