毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

只見線、ずいぶん乗ってないな……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191130.jpg ▲只見線早戸駅。駅名標など昔ながらのまま。今も変わってないかな。

 2004年10月30日、雨の只見路。

 ネタ切れが間近になり、古い写真を眺めなおしていたら、只見線の写真が出てきました。そういえば只見線にはかなり久しく乗っていないなと思ったので、ちょっと記事を書くことにしました。

 この書庫の前回の記事で、2004年の秋に会津若松行きの快速「フェアーウェイ」に乗ったときのことを書きましたが、この記事はその続きのような感じになります。

 快速「フェアーウェイ」が会津若松に到着したのは11:30。すぐに珍しく駅レンタカーを借り、まずはお昼を食べます。 食べたのは確か「満田屋」さんの田楽であったろうと記憶しています。思い出すとまた食べたくなるので詳しくは思い出さないぞ。

 ランチのあとはレンタカーでまずは国道49号を走ります。やがて只見線会津坂本あたりで国道49号線と分かれて国道252線に入ると、これが沼田街道で、この先ずっと只見線と只見川とが付かず離れずになります。この国道252号線をひたすら走って、ようやくひと息付いたのが、早戸駅でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191137.jpg 車を寄せてみたら早戸駅。

 別に早戸駅と知って車を寄せたのではありません。「あっ、駅だ」と思って停めてみたら早戸駅だったというだけのことです。

 しかしここはけっこう秘境駅っぽいですね~。駅のすぐ脇を国道が走っているので「秘境」ではないかもしれませんが、周囲に集落や民家は見当たらず、線路のすぐ前は只見川が流れ、ホームの少し会津若松寄りはすぐトンネルになっていて、ホームに立って只見川のほうを向くと秘境っぽさが際立って感じられます。

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                  ▲トンネルが見える。

 この日は10月30日でしたが、このあたりでこの時期ではもうすでに紅葉のピークは過ぎているのでしょう。まだ十分に紅葉の名残は感じられましたが、すでに峠を越して茶褐色を際立たせている樹木も多いように見えました。この日は時折霧雨の降るあいにくの天気であったこともあって、山肌を覆う深い樹木が色づく中に茶褐色が目立ち、どことなく陰鬱な雰囲気を醸し出していたのが晩秋らしくていいですなあ(^^)。

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                  ▲ホームの目の前は只見川。

 早戸駅に立ち寄ったのは午後2時半頃。列車が来る時間ではありません。ちょっと線路に降りてみてもいいでしょうか。会津若松方はまっすぐレールがのびた先がすぐにトンネルになっています。只見方も只見川に沿って少ーしカーブを描いた先でトンネルに入っているようです。目の前の只見川は、近くにダムがあるせいか流れはゆるやかで、というか、水面はまるで鏡のように静かで、流れているかどうかわからないほどで、深緑色の水に対岸の紅葉が映っています。ここを列車がゆっくりと走りすぎているのが見られたらいいのになー、と思いつつ、早戸駅をあとにしました。

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                 ▲列車が走ってくるといいのに。