今日のエアチャイナB747-400
2010年8月13日、上海虹橋空港第2ターミナル。
日本のジャンボジェット機もいよいよ退役へのカウントダウンに入りつつあるとか。JALは今年度中の全機退役を発表していますし、ANAも国際線仕様機は今年度中の退役が決まっています。海外の航空会社での扱いがどうなっているのかわかりませんが、乗れる機会はこれからだんだん減っていくのでしょう。
そこで今日はまた中国国際航空(CA)のジャンボをご紹介しましょう。
そこで今日はまた中国国際航空(CA)のジャンボをご紹介しましょう。
8月13日、上海虹橋08:55発の北京行きCA1590便です。
この日の上海は早朝から発狂しそうなほどの暑さ。天気予報では最高気温40℃、最低気温30℃と出ていましたが、実際に上海は13日に観測史上2番目に高い40℃を本当に記録したそうです。やれやれ。
徐家匯地区に泊まっていた僕はホテルを朝6時半に出て、すでにして容赦なく熱風熱波を吹き込む酷暑を避けるために地下鉄へ続く地下道へ潜り、地下鉄1号線から人民広場駅で乗り換えて2号線で虹橋空港へ行きました。地下鉄が通じていてよかった。地上での移動だと暑さで行き倒れたかもしれない。
出発便を知らせる案内板。
万博に向けて新しく建設された虹橋空港第2ターミナルは広くて快適。預け荷物のない僕は自動チェックイン機でさくさくとチェックインを済ませ、搭乗待合室へ入ります。北京・上海シャトル便のゲートは搭乗待合室へ入ってすぐのゲートに集められているので移動距離も短く、らくちんです。CA1590便は46番ゲート。前夜到着した便の折り返しなので、機材はすでにスポットインしています。
46番スポットに駐機中。
中国の航空会社は数あれども、ジャンボを持っているのは中国のフラッグ・キャリア中国国際航空だけ。しかもそれが国内線に充当されているのは北京~上海便だけではないでしょうか。それに、その北京~上海便もB777やA330が充てられるのがほとんどなので、ジャンボでの運航はおそらく1日1便か2便ぐらいしかないはずです。今回の機材はB747-4J6、レジはB-2445。VIP機として羽田へ飛来したり、定期便として成田にも飛来したことがある機材のようです。
08:25に搭乗開始。2つのボーディングブリッジから続々と乗客が乗り込んで、機内は満席。エプロンにひと晩留め置かれて茹で上がったような状態になっていた機内に朝になってクルーが入ってから空調をかけたのでしょう、搭乗した時点で機内はほとんど涼しくなっておらず、そこへ満員の乗客が乗り込んだので、機内はほとんどサウナ状態。空調の効きが悪く、全然涼しくなりません。おまけに離陸の順番待ちでなかなかプッシュバックが始まらない。汗みどろになりながら中国人の乗客たちが「暑すぎる。なんとかしろ」と怒っています。
なんだかんだ言いつつもCA1590便はちゃんと離陸し、まるまる2時間爆睡している間に、午前11時、北京空港に無事到着しました。
北京に無事到着。
北京に無事到着はしたものの、RWY01からスポットインしたのは国際線専用ターミナルのT3E。ボーディングブリッジは付けられたものの、そのままターミナルの中へ入っていくことはできません。ボーディングブリッジの途中の階段から下へ下りて外に出て、バスで国内線ターミナルのT3Cへ移動します。T3Eに入ったということは、このあと国際線のフライトとしてどこかへ飛ぶのでしょうか。ということは機内も国際線仕様だったということですよね。