毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

高句麗のふるさと五女山を訪ねて(その7;点将台から)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211252.jpg ▲五女山の東側に広がる桓仁ダム湖

 2010年8月1日、下山する。

 五女山頂上の遊歩道で散策を続けます。

 放水で水煙をあげる桓仁ダムが見えた展望台からまたもう少しぐるりと回ると、「点将台」と呼ばれる展望台に出ます。この展望台がいちばん視界が開けていて、桓仁ダムの眺めがいちばんよいので、たぶんここがメインの展望台ではないかと思われます。たくさんの観光客たちが記念撮影を撮りまくっています。うん、確かにいちばんいい眺めかも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211310.jpg 「点将台」で記念撮影。

 汗がおさまり、息が整ってみると、山頂はやっぱり涼しくていいですね。青空が広がって日差しがあるのでそれなりに暑さも感じますが、ほとんどが木陰だし、吹き抜ける風が爽やかで、北京は35℃超の猛暑であることをすっかり忘れてしまいそうです。それに、なんと言っても空気がきれい。深呼吸すると頭がすっきりするような気がします。北京ではゼッタイ無理。

 展望台の下に広がる桓仁ダム湖のこちら側の岸に近いところでは、魚が養殖されているようで、養殖施設らしいものが水面に浮かんでいます。ダムの放水で、もしかしたら養殖されている魚まで流れていったかもしれません。川のほうで待ち構えている魚獲りの庶民たちにとっては、ばっちり育った大きな魚が流れてきたらウハウハですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211302.jpg 桓仁ダム湖養殖場

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211306.jpg こちらにも養殖場

 さて、頂上一周の遊歩道をぐるりと歩いて元の場所に戻ってきたので、下山します。また千段の石段です。ジグザグの迂回路でもよいのですが、階段のない坂道の迂回路は却って足に負担になりますね。だから僕はとんとんとリズムをとりながら一直線の石段を下りていきます。上ってくるときよりははるかに楽ですが、上りの疲れでふとももがぷるぷるしていますので、やっぱりけっこうこたえます。

 振り向くと、一直線の石段が壁のように立ちはだかっています。もう一回上りたいかと聞かれると即答はできかねますが、でもここは紅葉もきれいなそうなので、秋になったらまた来てもいいですかね(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211322.jpg 千段の石段を振り返る。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818211314.jpg ▲これはまだ下り始めたばかりの頃の写真。木や草が生い茂っていてまさに森林浴。