毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

こんなんありました【485系国鉄色K2編成】

イメージ 1 ▲どうして「快速フェアーウェイ」のヘッドマークを出していないのだろう?

 国鉄色が懐かしくなり、以前の写真を見返していたら、こんなんありました。

 こんなんありましたと言ってもそれほど懐かしくはないかもしれませんが、僕が実際に乗ったのはもう6年近く前、2004年10月30日のことです。

 確か、もともとは前の週末(10月23日)に快速「一村一山号」に乗って越後湯沢まで行き、それから新潟へでも抜けようという計画だったのですが、仕事の都合でドタキャンになり、しかもその日の夕方に新潟中越地震が起きて、「行かなくてよかった~」状態になり、翌週、行き先を変えてショートトリップに出かけたとき乗ったのがこの列車です。

 その列車は、9121M快速「フェアーウェイ」。学生時代から青春18きっぷを使って何度か乗ったことのある列車ではありましたが(165系の頃ですね)、黒磯止まりだったこの列車がいつの間にか会津若松まで延長運転されることがあるようになったので、久しぶりに会津でも行ってみるかと、会津若松行きが運転された10月30日にこれに乗ってみたというわけです。

 始発の新宿発は06:24ですが、自宅からは逆方向なので新宿までは出ずに、赤羽から乗車です。やってきたのは見目麗しい485系国鉄色!K-2編成であります。今も昔も快速「ムーンライト(えちご)」の間合い運用であることには変わりはありません。

 天候がいまいちなせいなのか、中越地震による出控えが栃木、福島方面にも及んだのか、それともいつもこうなのか、車内はたいへん空いております。なんとなく誰も乗ってこなさそうなので、全車指定席ですがシートを回転させてボックスにして脚を投げ出してくつろぎながらの乗車です。行儀悪いです。でも、このシートの色やデザイン、なかなかいい感じです。

イメージ 3 ▲行儀悪いけど快適だから。

 快速「フェアーウェイ」が会津若松まで乗り入れていた期間はどのぐらいあったんでしょうね。その後「あかべぇ」車両による臨時特急「あいづ」の復活がありましたから、あれを機に「フェアーウェイ」のほうは黒磯以遠には脚を伸ばさなくなったのではないでしょうか。そういえば「フェアーウェイ」そのものが2009年11月の運転以来運休が続いているそうですね。

 実際に乗ったときのダイヤは確認できませんが、おそらく新宿発06:24、会津若松着11:30だったように思われます。5時間にわたって485系国鉄色の空いた車内でのんびりと旅が楽しめたわけです。普段は「フェアーウェイ」の終点になる黒磯では少し長めの停車時間があったのでホームに下りてひといきいれます。このときのK-2編成、なんともぴかぴかです。全検明けだったんですかね?ただ、ヘッドマークは「快速フェアーウェイ」というのがあるはずなのに、この日は味気なく「臨時」の2文字のみ。残念!

 ときにこのK-2編成、今もばっちり現役なんだそうですね。「フェアーウェイ」が運休となり、「ムーンライトえちご」も臨時化されたのち、現在では臨時急行「能登」や特急「北越」の運用に国鉄色のまま入っているのだとか。いいですねー、また乗ってみたいですねー。K-2編成との邂逅、楽しみだな~。

イメージ 2 ▲黒磯駅では少々長めの停車時間。それにしてもこの485系、ぴかぴかですね。