毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

中国国際航空(CA)公務艙(ラウンジと機内食)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210701.jpg ▲でかい!中国国際航空CA1995便、B777型機のエンジン。

 中国国内線北京~上海線のアッパークラスについては以前の記事などでもご紹介してきていますが、今日もその続きです。

 2010年6月19日、北京首都国際空港第3ターミナル。

 この日は北京発10:30の上海虹橋行き中国国際航空CA1995便を目指します。

 北京~上海便でF-C-Yの3クラス制をとっているのはCAだけで、他の航空会社はYとFの2クラス制です。Fクラスはさすがに高いので手が出ませんが、Cクラスなら、上海万博のせいでYクラスもノーマル運賃しか出回っていない今の状況では少しのプラスで手が出ます。

 第3ターミナルのC棟(T3C)でチェックインを済ませれば、国内線の発着はT3Cなのですぐにゲートへ出ることができます。ちなみにT3Dは未使用で、連絡軌道に乗っていくT3Eが国際線用です。
 
 今回はCクラスに乗るので、ラウンジが使えます。セキュリティチェックを抜けてT3Cの広々とした搭乗ロビーに出ると、エスカレーターを上った先に「AIR CHINA 公務艙休息室 BUSINESS CLASS LOUNGE」があります。「頭等艙(Fクラス)」のラウンジとは隣り合っていますが別々に分かれています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210635.jpg CAのT3CのCクラスラウンジ。

 ラウンジはかなり広く、ワンフロアぶん高いところにあるので、搭乗ロビーが広く見渡せ、ガラス張りの向こうには広大なエプロンと、3本ある滑走路のうちの真ん中の36Rエンドが見え、なかなか眺めがよいです。中国東方航空中国南方航空が発着する第2ターミナルのほうのラウンジは古くて狭くていつもごみごみと混雑しているので使う気になれませんが、こちら第3ターミナルのほうなら早く空港に来てのんびりしたくなります。ラウンジのソファーはお世辞にも座り心地がよいとは言えませんが、この時間帯、利用客が少なくて空いていて、なかなか快適です。提供されるサービスは飲み物が中心で、食べ物はクラッカーやパンケーキの類がある程度ですが、これぐらいあれば十分でしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210640.jpg RWY36Rエンドが見渡せる。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210648.jpg ドリンク類はかなり豊富。

 さて、午前10時、CA1995便は搭乗開始です。ラウンジを出て搭乗ゲートに向かいます。この日の機材はB777。CAが北京~上海便で3クラス設けているのは機材がB747-400B777そしてA330のときだけです。僕の席は右側の窓際の17L席。窓のすぐ向こうにB777の巨大なエンジンが見えます。

 着席するとすぐにおしぼりとウエルカムドリンクのサービス。オレンジジュースかミネラルウオーターのチョイスです。Cクラスのシートは2×3×2の7アブレストで、シートピッチとともにそれほど余裕のある広さとは言えません。B747-400のアッパーデッキのCクラスのほうがかなりいい感じです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210656.jpg Cクラスは2×3×2。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210652.jpg ウエルカムドリンク。

 離陸してシートベルトサインが消えると、機内サービスが始まります。国内線ですが、思い切りがつんと食事が出ます。最初にチョイスを聞かれますが、確かフィッシュとチキン(かビーフ。うろ覚え)のチョイスでした。チョイスを聞かれてしばらくすると、どーんとトレイが運ばれてきます。それがいちばん下の写真。食器類はもちろん全部陶器。左上がビーフの中華風ピリ辛の冷菜、上の真ん中がサラダ、右上はちゃんと一碗ぶんによそられたごはん。右下がメインで、白身魚フリットに甘辛ソースがかかったものに野菜が各種添えられています。左下のウエットティッシュが載ったお皿には、このあと温めたパンがバスケットでサーブされて好きなものが何個でも食べられます。食後はフルーツとコーヒーが出てきます。ごはんがお碗で独立して出てくるのがうれしい。おかわりもできるのかな?

 北京から上海までのブロックタイムは2時間10分で、飛行時間は1時間40分ぐらいなので、実はこれだけのものが出てきて食べると時間はけっこうぎりぎりになります。サーブが遅くなると、食べ終わる頃にはディセントが始まってたりして、少々慌ただしい。それでもこうしておいしくがっつり食べられる食事が出てくれるのはうれしいです。また乗りたくなっちゃうなー(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210711.jpg フルーツとコーヒー。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210705.jpg ▲北京発上海行きCA1995便Cクラスの機内食。国内線でここまで出れば立派。