毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

”最後の寝台”存続へ。

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 7月7日、8日と1泊2日の大急ぎでちょこっと青森へ帰ってきました。

 実家に帰って7日付の地元紙「東奥日報」を見ましたら、カラーででっかく寝台特急「あけぼの」の写真が掲載されていました。「げっ、もしや廃止?」と思って焦って見出しを追ったら、見出しは「”最後の寝台”存続へ」、記事冒頭は「12月の東北新幹線全線開業時に廃止となる可能性が取りざたされていた、本県と首都圏を結ぶ唯一の寝台列車「あけぼの」について、JR東日本秋田支社は7日までの取材に対し、列車を当面、存続させる方針を明らかにした。利用者らは「時間を有効に使える貴重な列車が残ってよかった」と歓迎している。」と書いているではありませんか。

 存続して当然と思っていたので、「廃止となる可能性が取りざたされていた」とはちょっと驚きですが、今回JR側から存続方針に明らかにされたというのですから、これで一安心です。うれしいので、「東奥日報」との間で著作権の問題があるかもしれませんが、記事の画像を載せちゃいます(不適切でしたらご指摘願います。画像をクリックするとかなり拡大されて記事がよみやすくなります。)

 記事によれば、09年度の乗車率は60%で、今年4月以降も上向いているとのことで、まことにうれしい限り。「安さもさることながら、東京で朝から夜まで有効に時間を使える列車」という利用者の声が「あけぼの」の便利さを端的に示しています。これぞ夜行列車ならではの利便性です。

 こんなに大きくカラーで「あけぼの」の写真を掲載するぐらいですから、地元が「あけぼの」の存続を熱望していたことがよくわかります。写真の撮影場所が弘前駅というのは、「あけぼの」利用者の多くが津軽地方を基盤にしているからでしょうけれど、もちろん青森駅発着の利用者もいるし、青函接続の役割も担っているわけで、東北新幹線新青森駅開業後も変わらずに、元気に走り続けてほしいと思います。