毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

帰省ついでの初「江差線」完乗(その9;JNR)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231250.jpg ▲JNRマークの扇風機健在(キハ40-810の車内にて)。

 2009年12月22日、青いモケットのボックスシート

 上の写真を見ていてふっと思ったのですが、もしかして「JNR」と聞いてもなんのことやらわからない世代というのがすでにかなり増えているのでは?「JNR」というのはですね、「日本国有鉄道」という国の鉄道会社でね、「Japanese National Railways」の頭文字なんですよー、なんて説明しないとわかってもらえない時が実は目前まで迫っているのかも!

 さて、13:31発125Dのサボには三つの場所が書かれています。江差木古内、函館。函館~江差を直通する列車も木古内では多くが長時間停車するし、運行系統が木古内を境に大きく分かれていることがわかります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231227.jpg 125Dのサボ。

 車内は車端部がちょっとだけロングシートになっているだけでほとんどがクロスシート。しかも、モケットは昔ながらの青。たぶん建造当時から変わっていないのでしょう。窓は北海道仕様ということで二重になっていますが、それほど寒くないときは内側の窓を上げておくこともできます。こんな車両でのんびりJNR各駅停車の旅なんて、今となっては貴重でぜいたくな旅かも~~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231234.jpg ボックスシートがずらり。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231240.jpg 青いモケットがまさにJNR。

 切符は江差駅の窓口で買いました。青森まで、3,150円です。いつも東京駅とかで長距離片道切符を買ったり「青森・函館フリーきっぷ」で帰省したりすることが多いので、ローカル線の小駅で自動券売機では買えないぐらい長い距離の切符を買うなんてのは新鮮だし、なんか地元の収入に貢献したような気持ちになってちょっとうれしいです(収入を得たのはJR北海道なんですが)。列車はワンマン運転なので、車内には整理券発券機もあります。始発から乗るので整理券は関係なさそうですが、記念に一枚とっておきましょう。

 後ろの車両はキハ40-838。先頭のキハ40-810とコンビを組んで、これから函館を目指します。乗客は2両にちらほらという感じ。江差線は全長79.9kmですが、今となっては木古内五稜郭間はもはや津軽海峡線の一部と化したので、江差線江差線らしさを残しているのは江差木古内間でありますからして、まずは木古内までの42.1kmを楽しんでいきましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231245.jpg 青森まで切符買いました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231220.jpg ▲後方の車両はキハ40-838。125D、まもなく発車です。