帰省ついでの初「江差線」完乗(その2;早朝の札幌駅)
2009年12月22日、冷え込んで札幌。
前夜すすきの界隈で忘年会をしましたが、夜はかなり冷え込みました。そしてもっとも冷え込みが厳しくなる夜明け前の翌朝午前6時過ぎ、駅前のビジネスホテルから札幌駅へ向かいます。
さ、さ、寒い。寒すぎる。もはや真冬の寒さ。
札幌駅の改札を入りホームに上がろうと思いますが、こんなに寒くてはとてもホームで列車を待ってなんかいられません。地元のみなさんもみんなそう思っているらしく、多くの人たちはホームへ上がらず、階段下のコンコースで列車を待っています。そこで札幌駅ではコンコースに大型の石油ストーブとベンチを出して、少しでも暖を取れるように配慮をしてくれています(その様子はコチラ)。
しかしそうは言っても、いつかはホームに上がらねばなりません。
でもまだ時間があるので、まずは7・8番線ホームに上がってみると、789系の「スーパーカムイ」が目に入ってきました。06:52発の3001M特急「スーパーカムイ1号」です。まだこんなに早い時間でこんなに寒いのにちらほらと乗客が乗っています。札幌発06:01の旭川行き普通列車921Dが先行していますが、旭川に着くのは「スーパーカムイ1号」が一番手です。
8番線「スーパーカムイ1号」。
わりと乗ってますね。
隣の7番線には、なんとなく昔懐かしい感じがする赤い電車が停車中。711系ですね。北海道内初の国鉄電車は、登場以来かれこれ40年ぐらい経つのでは?新型車両へとどんどん置き換わっていく中でまだ活躍しているのですね。06:51発の手稲始発苫小牧行き普通列車2728Mです。手稲から各駅に停まりながら16分ほど走ってきて、顔にはすっかり雪がついてしまったようです。
苫小牧行きの711系。
そろそろ自分の乗る列車の入るホームのほうへ移動しましょうか。3・4番線ホームへ上がります。
3番線にいるのは、06:43に到着した3002M特急「スーパーカムイ2号」。旭川を05:20に発ってくる早起き列車です。どれぐらいの乗車率なのかわかりませんが、06:48発の3852M快速「エアポート62号」に乗り継げば新千歳空港に07:26には到着できるし、函館方面へは07:00発の5002D特急「スーパー北斗2号」に、釧路方面へは07:03発の4001D特急「スーパーおおぞら1号」に接続しているので、意外と「スーパーカムイ2号」は便利な列車ではないかと思われます。
外はまだ明けきれていない。
ここでわずかな時間を利用して、すでに営業を始めている立ち食いそば処で腹ごしらえをいたしましょう。こういう早い時間から店を開けてくれているのはありがたいことです。駅弁にしようかなとも思ったのですが、こんな冷え込んだ朝は真っ白な湯気の上がる熱いそばのほうが食べたくなります。
朝から嬉しい立ち食いそば処。
乗る前にそばを食べてしまわなければ。きつねそばを注文し、熱いところをいただきます。屋根に覆われているとはいえ、やはりホームは寒い。しんしんと冷えます。その冷えた体のすみずみにまで行き渡るように、熱いそばをずるずるとすすります。ウマイ。
そばを食って温まったところで車内に入れば、車内は暖房がしっかり効いていてぬくぬく。いかん、これでは車内爆睡状態に陥ってしまって、乗り過ごしてしまうかもしれない。僕は上りの「(スーパー)北斗」は今まで途中で降りたことがなく、乗ったなら必ず終点函館までの利用でした。しかし今回は違います。途中下車しなければなりません。どうか乗り過ごしませんように。
入線しました。
▲冷え切った身体を芯から温めてくれる札幌駅ホームの立ち食いそば。