毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

一年経って初天安門。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210500.jpg ▲毎日日替わりで違う人の肖像が掛かったらおもしろいと思うのだが。

 2010年5月23日、北京の中心で国旗を降ろす。

 ワタクシ、昨年(2009年)の7月3日に北京へ転勤して来ましたので、北京ライフもかれこれ1年になろうかとしております。それなのに、この1年間、北京の中心である天安門故宮には全然足を運んでいませんでした。有名すぎるところには全然行く気にならないアマノジャクな僕であります。

 ところがたまたま、5月23日に天安門の西側に隣接する中山公園内の音楽堂に行くことがあったので、そのついでに天安門に接近してきました。そこで今日は、北京のネタとしてはあまりにベタですが、あまり多くは語らずに、天安門周辺を紹介したいと思います。

 北京のど真ん中を東西に貫くメインストリート中のメインストリートは長安街。その北に天安門故宮、景山公園と続いています。もちろん、長安街からは天安門しか見えませんが、天安門を北へくぐれば故宮の南門に続きます。昨年の建国60周年を機会に大掃除と大改修をやったはずの天安門、正面から近づいてみるとなかなか壮麗ですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210505.jpg 天安門を正面から。

 天安門に向かって左側の外壁に設けられた入り口から中山公園へと入ることができます。中山公園の中には、土地神と五穀神を祀ったかつての故宮社禝壇があります。この社禝壇は、周辺も含めて1914年に対外開放され中央公園となりましたが、1925年に孫文孫中山)の棺が公園内に一時安置されていたことから1928年にこれを中山堂と改め、公園の名前も中山公園となったという場所だそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210518.jpg 中山公園内の中山堂。

 長安街の南は天安門広場、前門と続き、広場の左右に人民大会堂と国家博物館が並んでいます。広場も広いが長安街も広い。建物はどれもでかい。北京へ旅行に来た人が地図を広げて、歩いて一回りしようと思ってこのあたりにやってくると、あまりの広さにとても歩いて回れるような距離じゃないことに気づいて驚いてしまうということがよくあります。北京は地図にだまされやすい街。地図の上ではほんの短い距離に見えても実際はものすごく遠いということがしょっちゅうありますね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210512.jpg 奥に見えるは人民大会堂

 天安門広場長安街に面した中央には国旗掲揚台があります。1990年代に確か始まった日の出日の入りの時の国旗掲揚と国旗降納のセレモニーは今やすっかり北京の観光スポットとして定着していて、日の出や日の入りの時間が近づくと、掲揚台は大勢のおのぼりさんたちで囲まれます。この日も、ぼちぼちと人が集まってきていたようです。広場の中には、掲揚台の向こうに人民英雄記念碑と毛主席記念堂、それとばかでかい電光掲示板が見えます。しかしなんですかね、あの電光掲示板。見苦しい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818210508.jpg ▲真ん中に国旗掲揚台、その向こうに人民英雄記念碑、毛主席記念堂。