地震で大揺れ伊豆の旅(その6;サロ185-1)
2009年12月19日、ぽかぽかの車内でうとうと。
河津から09:17発の3022M特急「踊り子102号」に乗りました。185系電車です。僕は185系の「踊り子」に乗ったことがあったでしょうか。学生時代の部活の合宿か社会人1年目の社員旅行で乗ったことがあったかもしれないなあ。でもほとんど記憶がないから、今回が初めてのようなものです。
12月の伊豆地方は冬の太平洋側らしくからりと晴れ上がり、進行方向右側の車窓からは青い海原の眺めをとっくりと楽しむことができます。伊豆諸島の大島や利島もくっきりと見えます。実は大島とかってすごく近いんですね。
なんとも爽快な眺め。
あれは大島でしょう。
「踊り子102号」の土曜休日の伊豆急下田から熱海までは10両編成での運転で、熱海から5両増結されることになっています。先頭東京方が10号車、後方下田方が1号車で、グリーン車は4、5号車です。来たときと同様、足の悪い母のことを考えてグリーン車に乗車します。
乗車したのは5号車のサロ185-1。おお、トップナンバーの車両ではないか!A1編成ってやつですか?
グリーン車と言っても、登場してかれこれ30年近くが経とうという車両のことですから、それほど豪華とか座り心地最高とかそういう感じではありません。シートも2×2の4列だし。まあさすがに前後の間隔はかなり広いですけど。でも、こういう今でも生き残って活躍している国鉄車両のグリーン車に乗ってみるというのは悪くないですよね。
「踊り子102号」は土曜の朝いちばんの上り特急ということで、5号車には他に1組の乗客が乗っているだけで、がらんと空いています。車窓から差し込む快晴の日差しで車内はぬくぬくと暖かく、乗った直後からもう眠くなってきました。車内販売で求めたモーニングコーヒーを飲みながら伊豆半島の東海岸を進みます。伊豆稲取、伊豆熱川、伊豆高原と停車して、次はまもなく伊東です。
5号車の車内。
▲「踊り子102号」の5号車は2×2シートのグリーン車。空いてて快適。