宗谷岬でタコしゃぶplease!(その60;最終回)
▲浜坂から乗り続けてちょっとくたびれモードのグリーン車シート(^^)。
2009年9月10日、いよいよ最終回。
姫路駅に到着した「はまかぜ4号」は、3分間の停車のうちに進行方向を変え、4号車が先頭になります。ここ2号車グリーン車には他に乗客はいないので、前後左右を気にすることなくシートを回転させることができます。うれしいやら寂しいやら(^^)。
明石海峡大橋を眺めながら。
三ノ宮を過ぎると終点到着前の車内放送。僕もそろそろ降り支度をしなければなりません。最初から最後まで独占状態で楽しんできたグリーン車を降りるときがきてしまいました。室内とデッキを隔てるドアを引き開いて室内を離れれば、昔ながらの書体で「グリーン車 GREEN CAR」と書かれたガラスの向こうに、出発時からそのままのグリーン席シートが名残惜しげにずらりと並んでいるのが見えました。
始発の浜坂を発ってから3時間40分、「はまかぜ4号」は終点大阪駅の10番線に到着しました。帰宅ラッシュにはまだなっていませんが、大阪駅はすでの混雑している様相です。ぴかぴかのステンレス車両がひきも切らずに行き交う中に、まるでエアポケットのように、「はまかぜ4号」だけが置き去られたような、そこだけが時間が止まってしまったような、そんな感じがします。
終点大阪に到着してしまった。
大阪のどまんなかにキハ181。
僕はそのまま乗り換えて隣の新大阪駅へ移動します。新幹線でまっすぐ東京へ行かなければならないのです。
東海道本線の電車に乗り、ドアにもたれて外を眺めていたら、なんと隣に「はまかぜ」登場。さっき大阪駅で降りたばかりの「はまかぜ4号」が回送列車として引き上げていくのが隣に並んだのです。反射的に写真を撮ったのでうまく撮れませんでしたが、降りたあとも併走してくれた「はまかぜ」がますます名残惜しくなりました。
東海道本線の電車に乗り、ドアにもたれて外を眺めていたら、なんと隣に「はまかぜ」登場。さっき大阪駅で降りたばかりの「はまかぜ4号」が回送列車として引き上げていくのが隣に並んだのです。反射的に写真を撮ったのでうまく撮れませんでしたが、降りたあとも併走してくれた「はまかぜ」がますます名残惜しくなりました。
さて、途中長い中断をはさんで連載しつづけた「宗谷岬でタコしゃぶplease!」の旅レポはこれでおしまいです。宗谷岬なんて出てきたっけ?と思ってしまうほどあちこちに移動しまくった今回の旅、いかがでしたか。いつの間にか、今年の夏休みのことを考える時期になってきました。今年の夏休みはどこにいこうかな。
「はまかぜ」完乗。
▲大阪から新大阪へひと駅移動する間併走してくれた回送「はまかぜ」。もう一度乗れるかな。