宗谷岬でタコしゃぶplease!(その56;駅前食堂は?)
2009年9月10日、お昼食べたい。
さて、浜坂駅では少々時間があるので駅の外に出てみます。7年前に来たとき、駅前の食堂で昼を食べているうちに突然の豪雨になり、食堂のおばさんが傘を貸してくれたことがあるので、今日もその食堂で昼を食べようと思って行ってみたら、まだ午後1時だというのに扉に鍵がかかっていて開かない。つぶれちゃったのかしら…… しかたがないので食堂と反対側にあるコンビニで弁当を買い、駅舎の中で食べることに。ちょっと味気ないけどまあしかたない。
改札向こうに「はまかぜ」。
この列車が折り返しで13:30発の4D特急「はまかぜ4号」になります。「はまかぜ」は最後に残されたキハ181系の定期列車。本当は最長距離を走る鳥取発着の「はまかぜ2/5号」に乗りたいところですが、日程の都合でやむを得ません。2011年春からは新型車両キハ189系への置き換えが決まっているので、その前に一度は乗っておかねばとこうして宗谷岬から松山を経由して浜坂までやってきたというわけです(笑)。
「はまかぜ」初接近。
「はまかぜ」には2005年の夏に初めて出会いましたが、こうしてゆっくり接近し、そして乗車するのは今回が初めてということになりましょう。本当は国鉄色なら文句なしなのですが、JR西日本色になっているのはやむを得ません。せめて2011年春の引退前には国鉄色に戻してくれたらなあなんて思います。
HMは鳥取砂丘を吹く風か。
「特急」という文字の下にグリーン地白抜き文字で「指定席」と書かれた差し込み式プレートも今や稀少品。JR西日本仕様の黒地の行き先表示幕が少しだけ新しさを感じさせます。午後になって日差しはますます強くなり、ホームの屋根の下の日陰とのコントラストがますます強烈になってきました。わずか13分の折り返し時間も、乗降客の少ない浜坂駅では車内整備をするには十分です。僕も今回の旅のアンカーを務める「はまかぜ4号」にそろそろ乗り込むことにしましょう。
JR西日本仕様の表示幕。