宗谷岬でタコしゃぶplease!(その49;湘南カラー健在)
▲岡山駅で久しぶりに見た湘南カラー。
2009年9月10日、岡山駅。
「しおかぜ6号・いしづち6号」の車内で「汽車辨当」を食べてしまえば、時間はまだ朝6時台、当然のことながら眠気が襲ってきます。車窓の景色などそっちのけで爆睡……(_ _).。o○
ハッと気がつけばどこかに停車中。車窓に蒸気機関車が見えています。
この駅は多度津。ここで僕は大きな訂正とお詫びをしなければなりません。4月19日付けの記事の中で、今年2月の旅で多度津駅で途中下車したとき、四国鉄道発祥の地を記念して駅前に置いてあるSLの動輪は見たけれども「駅舎の北側には8620形蒸気機関車が展示されているとのことでしたが、気がつきませんでした。残念!」と書きました。しかし、この昨年9月の旅のときに、ちゃんとそのSLをこの目で見ているではありませんか!多度津駅に保存されているのは8620形蒸気機関車の58685号機です。ホームから見えるんだから本当に駅のすぐ近くですね。寝ぼけていたのか、すっかり忘れてしまってました(^_^ゞ。
多度津駅にいる8620形SL。
多度津を出ると丸亀、宇多津を経て瀬戸大橋にかかります。雲一つないとまでは言えませんがくっきりと晴れた青空が広がり、残暑の厳しい一日になっているようです。白くのびた飛行機雲を眺めながら列車は高架線づたいにカーブを描きながら瀬戸大橋へと入っていきます。空は青く、海も青く、本当に気持ちのよい風景です。
ぼんやり飛行機雲。
瀬戸大橋へさしかかる。
松山駅を朝06:14に出発した「しおかぜ6号」は、08:59に終点岡山に定刻到着しました。すぐに3番線へ移動します。3番線には、今となっては懐かしの湘南カラーの113系電車が停まっています。LED式に改造された先頭の行き先表示器には「岡山」の表示が出ていますから、09:00到着の糸崎からの普通列車1736Mと思われます。懐かしの湘南カラーをとっくりと眺めていたら、隣のホームを列車が通過するというアナウンス。何かと思って振り返れば、EF210型「桃太郎」EF210-113号機に牽かれた貨物列車でした。直流区間も機関車の世代交代がどんどん進んでいるのですね。
岡山で湘南カラー。
駆け抜ける「桃太郎」。
湘南カラー113系の隣の2番線に停まっているのは09:05発の1005M特急「やくも5号」。車両は振り子式381系。最近リニューアルが進んで快適度が増したやに聞いておりますが、リニューアル前も後も、とにかく「やくも」にはまだ一度も乗ったことがありません。国鉄色とはまるっきり変わってしまいましたが、エンジを基調にエメラルドグリーンの細い帯が入った「やくも」独特のカラーリングも好きですし、地味な感じのヘッドマークも悪くないですし、パノラマ型グリーン車も連結しているということなので、一度は乗ってみたいものです。
湘南カラーと381系。
▲一度も乗ったことがない特急「やくも」、そろそろ乗ってみたいなあ。