北京発大連経由瀋陽行き
▲北京発瀋陽行きCA932便。機材はスリムなA321。
北京発13:25の中国国際航空CA932便に乗って出発です。北京空港へ行くのに三元橋駅から空港連絡鉄道に乗りましたが、並行する高速道路がものすごく渋滞していて、列車にしてよかったと思いました。中国も連休ということで空港はだいぶ混雑していそうです。
第三ターミナルでチェックインを済ませてCA03ゲートへ。搭乗開始時刻12:55にスムースに搭乗が始まり、順調です。CA932の機材はA321、日本の国内線からは姿を消してしまった機材ですが、スリムなボディがなかなかよいです。隣のスポットには、ちょっとずんぐりなCAのA319が入っています。ターミナルの隣は3本目の滑走路があり、アシアナ航空のジャンボが離陸許可待ちのところへ中国東方航空のB737-800が着陸してきました。北京空港のトラフィックはあいかわらず大混雑です。
隣のスポットにはA319。
OZとMUのコラボ?
CA932は定刻どおり離陸し、離陸直後から大きく右へカーブを切って進路を東に向けます。だいぶ気流が悪く、上昇を続ける機体がひどく揺れます。北京から瀋陽までの飛行距離は700km、飛行時間は1時間10分であるとアナウンスがあり、やがてようやく揺れが収まると、ミネラルウオーターとウエットティッシュとピーナツの小袋が配られました。ドリンクのチョイスもないとは、中国の国内線にしてはちょっと寂しいです。
この日のCA932に充てられたA321は、まだ何回かしか飛んでいないのではないかと思われるほどのド新品で、たまたま隣席が空いていたこともあってなかなか快適。少しうとうとしている間にもう着陸20分前のアナウンスが入りました。
ところがなんと、そのアナウンスで告げられたのは、航路上に雷雲があり瀋陽空港へアプローチできないので大連へ向かいます、大連には20分後に着陸します、という予想外のお知らせ。あれよあれよという間にCA932は高度を下げ、15時ちょっと前に大連周水子空港に着陸しました。
大連に来ちゃった……
大連空港ではかなりはずれのほうのスポットに入り、降りることはできず、機内で待機が命ぜられました。雷雲が去るのを待って再出発するとのこと。大連のほうは天気はまずまずよく、航空機の離発着は問題なく行われています。天津をベースとするOK航空(奥凱航空)の国産MA-60(新舟60)双発ターボプロップ機なんかも飛んでいきました。このOK航空は烟台行きBK2864便でしょうか。
OK航空のプロップMA-60。
大連空港で待たされること1時間15分、ようやく瀋陽空港周辺の天候が回復したようで、CA932は大連空港を離陸する許可を得たようです。RWY10から離陸すると眼下には海が広がります。まさか海が見られるとは思わなかったので、思わぬおまけです。
海を見ながら大連を離陸。
大連から瀋陽までの飛行距離は450km、飛行時間は45分。上がってはすぐ下りるという感じです。分厚い雲を抜けて高度を下げると、種まき前の茶色い土が延々と連なるトウモロコシ畑が目に入ってきました。そうそう、これこれ、この景色こそが瀋陽よ。
結局瀋陽空港には17時ちょうどにランディング。当初の到着予定時刻14:40から2時間20分遅れての到着となりましたが、まあ来られただけでよしとしなければ。
トウモロコシ畑が一面に。
そんなわけで、空港からタクシーでホテルにチェックインしたあと、夕食は「好媽王餃子酒楼」で餃子を食べます。僕は北京へ行ってもう10ヶ月になりますが、まだ瀋陽並みにおいしい餃子の店を北京では見つけられずにいます。中国東北地方はやっぱり「粉モノ」が得意。とくに「好媽王」の蒸し餃子「好媽萹餡」は絶品。豚肉と白菜の酢漬けを餡にした茹で餃子「猪肉酸菜」もなんともいえません。そして瀋陽に来たら地ビール「雪花ビール」が欠かせません。おや、しばらく来ないうちに瓶が変わったようです。なんかおしゃれな瓶になりましたね。いや-、それにしても瀋陽の餃子、おいしいですねー(^^)。
瀋陽と言えば雪花ビール。
▲瀋陽市内十一緯路の先にある「好媽王餃子酒楼」の蒸し餃子。とにかくウマイ。