毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

徳島線高徳線初乗車の旅~(その16;「サンライズ瀬戸」の朝)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191030.jpg京急電車と並んで多摩川を渡る「サンライズ瀬戸」。

 軽い気持ちで書き始めたこの連載、だらだらと続いて今日で16回目、意外に長くなってしまいました。ようやく今回が最終回です(^_^ゝ。

 2010年2月24日、東京駅到着。

 さて、高松から乗った5032M寝台特急サンライズ瀬戸」は快調に東へと走ります。14号車の「シングル」の一室で過ごす夜行列車の夜、快適です。285系、やっぱり乗り心地いいですね。

 とは言え、体調が悪かったので、岡山到着あたりで消灯。今年の3月改正で停車しなくなった上郡に停まったのを夢うつつに感じたものの、あとはそのまま夢の中―――。

 そして夜が明けました。熱海に停車したのは覚えがなかったかれど、横浜へ着くまでに目を覚まし、06:44、横浜到着。この日は水曜日でしたが、ラッシュにはまだ少し早いよう。

 横浜を発車すると、こちらも本気で降りる支度をしなければなりません。

 川崎を通過して、多摩川を渡ります。隣に架かる京急の鉄橋を赤い電車が並んで渡っていきます。空には雲が多く、まだ朝早いこともあり、青空は見えませんが、京急の鉄橋の向こうに、昇ってきたばかりの太陽がちらりと顔を覗かせています。285系2階個室の丸みを帯びた窓の外を下りのE231系がすれ違っていきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191034.jpg 285系独特の窓のカーブ。

 やがてスピードが落ち、終点到着前の車内放送があり、そろそろラッシュを迎える新橋駅のホームをすり抜けて、「サンライズ瀬戸・出雲」は定刻07:08に終点東京駅の9番線に到着しました。14両編成のいちばん前の車両から降りたのでよく見えたわけではないですが、「サンライズ瀬戸・出雲」から東京駅に降り立った人は決して多くはなかったようです。12号車のノビノビ座席の車両には小さめの窓がずらりと並んでいるのが目立ちますが、ノビノビ座席の乗車率はそれでも他の車両よりは多かったのでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191047.jpg 終点東京駅9番線に到着。

 最後に「サンライズ瀬戸・出雲」の顔の写真を撮って9番線を離れます。僕はこのあと浜松町へ戻って東京モノレールに乗り換え、羽田空港へ向かい、羽田発09:30の北京行きJL8823便に乗らねばなりません。北京に着くのは現地時間の12:35。前日の11:28に松山駅から出発した旅はまだもう少し続きます。羽田空港国際線ターミナルが発狂しそうなほど混雑していたこととJL8823便から見えた富士山と大山の麗姿はもう記事にアップしてありますので、ご覧いただければうれしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818191040.jpg ▲初めて「サンライズ瀬戸」を完乗しました。しかし「出雲」のほうは未乗。今後の課題です。