徳島線高徳線初乗車の旅~(その11;観音寺→多度津)
▲伊予西条から4126Mで観音寺到着。
2010年2月23日、四国鉄道発祥の地。
伊予西条から4126Mに乗って14:33に観音寺に到着しました。駅から1.7kmのところに四国霊場第六十九番札所観音寺があるのが駅名の由来かと思われますが、行政区画でもここは観音寺市なんですね。読み方が「かんのんじ」ではなく「かのおんじ」だというのも珍しいと思います。
高松行き164M。
一方、体調はいよいよ悪く、とにかく耐えて乗っているだけになってきました(^^ゞ。ただひたすらに列車に揺られて、なんとか多度津に着きました。15:18の到着です。164Mは多度津で21分の長時間停車です。この間に164Mは15:23発の「しおかぜ20号・いしづち20号」と15:30発の1266M快速「サンポート」に追い抜かれます。下り列車も15:23発の「しおかぜ19号・いしづち15号」がすれ違い、15:29発の観音寺行き普通列車1135Mも出て行きます。予讃線と土讃線のジャンクション駅多度津ならではの賑わいでしょうか。
多度津駅に到着。
多度津の小さなコンコース。
僕が乗り換えるのは15:57発の45D特急「南風15号」。まだ少し時間があるので、ちょっと駅前に出てみましょう。駅案内パネルにも書かれているとおり、多度津駅は「四国鉄道と少林寺拳法発祥の駅」。全然知りませんでした。
四国の鉄道は、1889年(明治22年)に讃岐鉄道が多度津を起点として丸亀~琴平間の営業を始めたのが最初というわけで、多度津駅には、四国の鉄道発祥100周年を記念して8620形蒸気機関車の車輪が置かれ、保存されています。駅舎の北側には8620形蒸気機関車が展示されているとのことでしたが、気がつきませんでした。残念!
それから多度津は少林寺拳法発祥の地。なぜだか知らないけれども多度津には少林寺拳法の総本山があり、駅前には2007年に少林寺拳法の創始60周年を記念して建てられた「少林寺拳法発祥のまち」の記念碑があります。開祖はどうして多度津という場所を選んだのでしょうね。
四国鉄道発祥の地。
少林寺拳法発祥のまち。
さて、多度津駅の改札口を再び抜けて、ホームへ下ります。こちらの体調とはうらはらに、やたらに天気がいいです。雲一つない青空が広がり、2月の下旬とは言え青森人の僕からすれば早や春の日差しがさんさんと降り注いでいて、まぶしくて目が開けられないほどです。線路の先には、富士山を小さくしたような形のよい山が見えています。あとで地図を見てみると、天霧山、弥谷山、黒戸山あたりのいずれかでしょうか。そうこうしているうちに、「南風15号」の到着が迫ってきたようです。
▲早くも春の陽気の快晴に恵まれ、降り注ぐ陽光が気持ちよい。