徳島線高徳線初乗車の旅~(その10;松山から各駅停車)
▲松山に来たら絶対はずせない「じゃこ天うどん」。
さて、長々と3月の新疆と青森帰省の旅レポを書いていたら、2月の四国の旅レポが置き去りになってました。今日から復活です。
2010年2月23日、じゃこ天うどん。
さて、松山駅ではブランチに定番「じゃこ天うどん」を食べます。これを食べないと松山に来た気がしません。松山駅改札脇にある「かけはし」さんでいつもどおりの「じゃこ天うどん」を食べ、それから改札を抜けます。1番線ホームの天井からは大きな時刻表が吊られていますが、こういうタイプの時刻表って全国でも少なくなってきているのではないでしょうか。
なんか懐かしい時刻表。
宇和島方からキハ32が単行でやってきました。1番線に到着し、乗客を降ろします。11:07着の八幡浜から伊予長浜回りの普通列車4918Dです。キハ32-4でやってきましたが、オールロングシートなんですよね。
八幡浜から到着した4918D。
これから乗るのは4526M。
4532Mは定刻に松山を発車し、ひと駅ひと駅に停車しながら快調に伊予国を走ります。一方、僕はと言えば、どうも前夜から体調を崩し、熱っぽくて旅を楽しむ気分ではありません。ボックスシートに身体を沈めて、ひたすらうとうととして過ごします。
そうこうしているうちに4532Mは終点伊予西条に到着しました。定刻の13:11です。伊予西条駅のホームには「水の都西條」と刻まれた石碑とともに水飲み場が設けられています。「うちぬき」と呼ばれる自噴地下水など水が豊かなことで知られる西条市のおいしい水をホームでも楽しめるようになっていますが、体調不良でふらふらの僕は水を飲むのを忘れてしまいました。
伊予西条駅に到着。
水の都西條の水が飲める。
伊予西条駅の開業は1921年(大正10年)だそうですが、車窓から見える側線の向こうには鉄道遺産と呼んでもいいような古い木造の建物がいくつも残り、鉄道全盛期に大いに賑わった予讃線の要衝である伊予西条駅の往時を見る思いです。
伊予西条からは観音寺行き。
側線の向こうに古い鉄道施設。
伊予西条の駅が古い建物を残す鉄道の要衝だからなのか、駅のすぐ隣には「四国鉄道文化館」という施設があることを発見しました。開館は2007年で、新幹線0系車両やDF50形などが保存されているほか、昔懐かしい鉄道グッズやパネルの展示が行われているそうです。たぶん四国で唯一の鉄道展示施設だと思うので、いつか改めてゆっくり訪れてみたいものです。
観音寺行き4126Mは、車窓左にこの四国鉄道文化館を見ながらゆっくりと伊予西条駅を離れ、終点観音寺までの63分の旅に出発しました。
観音寺行き4126Mは、車窓左にこの四国鉄道文化館を見ながらゆっくりと伊予西条駅を離れ、終点観音寺までの63分の旅に出発しました。