毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ひさびさ青荷温泉(その5;てんこ盛りイクラ丼)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818230555.jpg ▲これでもかっ!!とイクラが盛られた八食センターの「てんこ盛りイクラ丼」!

 2010年3月29日、八食センターへ。

 青荷温泉の夜は、黒石の地酒「津軽娘」を湯飲み茶碗で飲むほどに更け、寝る前にもう一度と思っていた風呂にも浸からずに寝てしまい、翌朝6時に起きて朝風呂を決め込みました。滝見の湯へ行って滝を眺めながらの朝風呂、いいもんです。

 青荷温泉の朝食は7時半から。朝食もすっかり合宿モードで、なんでも自分でやるのが基本。満員のときなどちょっと遅れていくと本当にごはんや味噌汁が足りなくなっていたなんてことも起こるのですが、この日は人数が少ないのでそんな心配は要りませんでした。

 さて、9時20分発の送迎バスで青荷温泉を離れます。この日は八戸の大型市場「八食センター」で昼を食べたいのですが、9時20分のバスで山を下りて路線バス、弘南鉄道、JRと乗り継いで行くと八戸に着けるのは午後2時近くになってしまいます。そこで今回は特別に虹の湖公園までタクシーに迎えに来てもらい、タクシーで黒石駅まで運んでもらいます。これだと10時には黒石駅前に着くことができ、黒石駅前10:20発の青森行きのバスに乗れ、青森駅前に11:20には到達できるのです。

 そして、乗ることができるのが、青森発11:40の16M特急「つがる16号」、おなじみE751系電車であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818230535.jpg 青森11:40発「つがる16号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818230541.jpg 新幹線開業後E751系の去就は?

 さ、こうしてやってきました「八食センター」、平日だというのになかなかの混雑です。というか、どうしてこんなに混んでるの?という盛況ぶり。鮮魚の店で買ってきた海産物をそのまま七輪で炙って食べることができる「七輪村」なんて60分待ち。春休みだからでしょうか。

 今回の同行者がどうしてもイクラにまみれたいというので、我々のランチは飲食店が並ぶ「厨スタジアム」の一角にある「いちば亭」で食べることにしました。「いちば亭」は新鮮な海産物を使った寿司から郷土料理まで幅広く楽しめ、持ち帰りの総菜や弁当も充実しているお店です。

 八戸と言えばイカなのでイカの刺身を食べながら待つことしばし、同行者が注文した「てんこ盛りイクラ丼」がテーブルに運ばれてきました。……、と思ったら、アレ?テーブルに置かれたのは、白いごはんだけが入ったドンブリ一つ。ねえちょっと、イクラは?

 と思うやいなや、給仕のおねえさんが、運んできたワゴンに置いてあったタライを左手で抱え、右手にはオタマを持ちました。タライにはイクラがたっぷりと入っていて、そこからオタマでイクラをこんもりとすくい上げ、ためらうことなくドンブリのごはんの上にどっさりとかけてくれました。しかも!オタマで一回すくっただけでもう白いごはんは見えなくなっているというのに、もう一回です。二杯めのオタマがドンブリの上に注がれると、乗り切らなくなったイクラがぽろぽろとドンブリからあふれて落ちていきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818230551.jpg 驚愕のてんこ盛り。

 これはイクラなんでも盛りすぎです。こんなイクラ丼、今まで見たことありません。同行者はこの盛られ具合を見て狂喜乱舞の様子でさっそく食べ始めています。

 しかーし、同行者曰く「食べても食べてもイクラが減らない」「白いごはんがいつまで経っても見えてこない」と、だんだん困惑した表情になってきました。血中イクラ濃度が激増中です。希望どおりイクラにまみれたいという念願はかなったものの、おそるべし「てんこ盛りイクラ丼」、完食への道は険しいようです。なお、ちなみにイクラの食べられない僕はカツ丼定食食べました(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818230600.jpgイクラを食べに食べて、やっとの思いで白いごはんが見えてきたところ(^^)。