3月も乗りました「日本海」(前編)
2010年3月27日、またも4001レ寝台特急「日本海」に乗りました。1月に青森から高岡まで4002レ、2月に富山から青森まで4001レ、青森から新大阪まで4002レと、最近「日本海」づいている僕ですが、3月もまたその機会がめぐってきました。今日はそれをちょっとだけご紹介。
3月27日大阪発の4001レに乗った僕は、ひたすら夜を徹して走って、翌28日の朝08:34、定刻で終点青森駅に到着しました。大阪から全区間の牽引を担当したのは、またもローズピンクのEF81-106号機でした。
4001レ、定刻青森駅到着。
最近おなじみのヘッドマーク。
到着した「日本海」からはすぐにEF81-106が切り離され、海側へ去っていきました。いつもと変わらぬ切り離し作業です。この日は、空は晴れたものの気温は低く、まだ朝8時半になったばかりの青森駅1番線ホームには思いの外冷たい風が吹き抜けて、思わず身が縮こまってしまいます。
こちらは1号車の「顔」。
牽引機の切り離しと同時に行われるこれまたいつもと変わらぬ作業は、到着時の最後尾である1号車への車両センターへひきあげるためのDE10の連結作業です。1番線の一本外側の側線にはDE10-1761がすでに待機していて、これから機回しをして1号車側に連結されるところ。晴れた空の下で、DE10のオレンジ色がいつになく鮮やかに見えるではありませんか。
「日本海」が定刻に終点青森に到着し、機関車付け替えの作業を淡々と行っていく姿は、「北斗星」や「カシオペア」のような、旅のための豪華寝台特急ではないだけに、地味なような気もするけれど、それでもそこには老雄に備わる風格みたいなものがあって、僕はやっぱり好きですね。「日本海」、まだまだがんばってくれそうです。
▲「日本海」の車両センターひきあげのために待機しているDE10-1761。オレンジ色が鮮やか。